釜山旅行のハイライトとして多くの観光客を魅了する、釜山松島ケーブルカー。
海上を渡る絶景体験に心惹かれる一方で、乗る前には松島海上ケーブルカーの基本情報をはじめ、詳しい行き方やアクセス方法、また所要時間はどのくらいか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
さらに、料金を詳しく解説した情報や、混雑を避けるための事前予約の方法も知っておきたいポイントです。
この記事では、乗り場である松島ベイステーションや、到着地の松島スカイパークの施設を徹底ガイドします。
それだけでなく、実際に乗った感想と口コミも紹介し、ケーブルカーを満喫した後に立ち寄りたい近くのおすすめグルメや、旅をよりお得にするビジット釜山パスの活用術まで、あなたの知りたい情報を余すところなく網羅しました。
釜山での忘れられない思い出作りに、ぜひお役立てください。

私も夏の釜山旅行で、ケーブルカーに乗ってきました。
まさに絶景の海上遊覧!おすすめのスポットです!!
- ケーブルカーの料金や予約方法、アクセスがわかる
- 二つの乗り場の特徴と施設の違いを理解できる
- 乗車後の周辺観光やグルメ情報を知れる
- ビジット釜山パスを使ったお得な楽しみ方がわかる
釜山松島ケーブルカーの乗り方完全ガイド
- 松島海上ケーブルカーの基本情報
- 料金を詳しく解説!チケットの種類と値段
- 所要時間はどのくらい?往復と片道
- 事前の予約の方法とチケットの買い方
- 現地までの行き方・アクセス方法まとめ
松島海上ケーブルカーの基本情報


らくたびKOREA(イメージ)
釜山の人気観光地、南浦洞(ナンポドン)からもほど近い松島(ソンド)海水浴場エリアにある松島海上ケーブルカーは、釜山の美しい海と街並みを空中から一望できるアトラクションです。
2017年6月にオープンして以来、国内外の多くの観光客に親しまれています。
このケーブルカーの最大の特徴は、何と言っても海上を横断するそのダイナミックなルートにあります。松島海水浴場の東側に位置する「松島ベイステーション」から、西側の岩南(アンナム)公園内にある「松島スカイパーク」までの全長約1.62kmを、最大で地上86mの高さから進みます。



足元に広がる青い海を眺めながらの空中散歩は、忘れられない体験となるでしょう。
営業時間は季節や曜日によって変動がありますが、基本的には毎日午前9時から夜間まで運行しています。ただし、最終受付時間は営業終了の30分前となるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
また、天候によっては運行が中止される場合もあるため、訪問前には公式サイトで運行状況を確認しておくと安心です。
まずは、計画を立てる上で基本となる情報を以下の表にまとめました。
項目 | 詳細 |
正式名称 | 松島海上ケーブルカー(송도해상케이블카) |
所在地 | 釜山広域市 西区 松島海辺路 167 |
運行区間 | 松島ベイステーション(北側)~ 松島スカイパーク(南側) |
全長 | 約1.62km |
最高高度 | 86m |
キャビン種類 | エアクルーズ(一般)、 クリスタルクルーズ(床が透明) |
営業時間 | 季節・曜日により変動あり(通常 9:00~21:00頃) ※訪問前に公式サイトでの確認を推奨 |
休業日 | 年中無休 ※気象状況や施設点検による運休あり |
公式サイト | http://www.busanaircruise.co.kr/ |
料金を詳しく解説!チケットの種類と値段


松島ケーブルカー(イメージ) 画像引用:Klook
松島海上ケーブルカーのチケット料金は、キャビンの種類(エアクルーズ/クリスタルクルーズ)と、乗車区間(往復/片道)の組み合わせによって設定されています。床がガラス張りで人気のクリスタルクルーズは、エアクルーズよりも少し割高です。
以下に主なチケット料金をまとめましたので、ご計画の参考にしてください。
キャビン種類 | 利用区間 | 大人 (満14歳以上) | 子ども (36ヶ月~満13歳) |
エアクルーズ | 往復 | 17,000ウォン | 12,000ウォン |
(一般キャビン) | 片道 | 13,000ウォン | 10,000ウォン |
クリスタルクルーズ | 往復 | 22,000ウォン | 16,000ウォン |
(床が透明なキャビン) | 片道 | 17,000ウォン | 13,000ウォン |
※36ヶ月未満の幼児は無料で乗車できます。
特別なチケット
より快適な体験を求める方向けに、以下のような特別なチケットも販売されています。
- スピーディークルーズ
待ち時間なしで優先的に乗車できるチケットです。ただし、他のグループと相席になる場合があります。- エアクルーズ:1名 40,000ウォン
- クリスタルクルーズ:1名 50,000ウォン
- プレミアムクルーズ
キャビン1台を完全に貸し切りにでき、待ち時間なしで最大8名まで乗車できるプライベートなプランです。- エアクルーズ:1台 240,000ウォン
- クリスタルクルーズ:1台 300,000ウォン
- 自由利用券
当日に限り、営業時間中であれば何度でも乗り降りが可能なチケットです。一般のお客様と相席になります。- 大人:30,000ウォン
- 子ども:25,000ウォン
支払いには韓国ウォンの現金のほか、各種クレジットカード(JCB, Visa, Mastercardなど)が利用可能です。ただし、一部のカードは使用できない場合もあるため、念のため現金も用意しておくと良いでしょう。



下記に安心の予約方法についても説明しております!
所要時間はどのくらい?往復と片道


らくたびKOREA(イメージ)
松島海上ケーブルカーの片道の乗車時間は、約7分から10分程度です。この短い時間の中に、釜山の海や港、そして美しい海岸線の景色が凝縮されています。
往復チケットを購入した場合、乗車時間自体は合計で20分弱となりますが、全体の所要時間はこれだけではありません。特に週末や観光シーズンは、チケット購入や乗車待ちで長い列ができることもあります。
また、到着地である松島スカイパークには展望台や公園、吊り橋などの見どころが多くあります。これらをゆっくり楽しむ時間を考慮すると、少なくとも2時間から3時間は確保しておくのがおすすめです。
片道チケットを利用する場合は、復路の移動手段(バスやトレッキング)の時間も計算に入れておきましょう。スケジュールに余裕を持たせることで、焦ることなくケーブルカーとその周辺の魅力を存分に満喫できます。
事前の予約の方法とチケットの買い方


松島ケーブルカー(イメージ) 画像引用:Klook
チケットは、現地のチケットカウンターで購入する方法と、旅行予約サイトなどを通じて事前にオンラインで購入する方法の2種類があります。
現地窓口での購入
松島ベイステーションの1階にあるチケットカウンターで直接購入します。希望するキャビンの種類(エアクルーズかクリスタルクルーズ)と、区間(往復か片道)を伝えれば、その場で購入できます。
メリットは、当日の天気や予定に合わせて柔軟に購入できる点です。一方、デメリットとして、週末や祝日、観光シーズンにはチケット購入だけで30分以上の長い列ができる可能性がある点が挙げられます。
オンラインでの事前予約
待ち時間を避け、スムーズに観光を楽しみたい方には、オンラインでの事前予約が便利な選択肢となります。
例えば、Klook(クルック)などの旅行アクティビティ予約サイトでは、松島海上ケーブルカーのチケットを取り扱っています。こうしたサイトを利用するメリットは、現地でチケット購入の列に並ぶ必要がない点です。
多くの場合、スマートフォンに表示されるバウチャー(電子チケット)を現地の窓口で見せるだけで、スムーズに乗車券と引き換えることができます。
また、サイトによっては割引価格で提供されていることもあり、少しお得に利用できる可能性もあります。日本語で手続きが完了する安心感も、海外旅行においては嬉しいポイントです。



ご自身の旅の計画や、何を優先したいかに合わせて、最適な購入方法をご検討ください。
現地までの行き方・アクセス方法まとめ
松島海上ケーブルカーの乗り場周辺には、残念ながら地下鉄の駅がありません。そのため、主なアクセス手段はタクシーまたは市内バスとなります。多くの観光客は、松島ベイステーション(北側乗り場)から乗車します。
タクシーを利用する場合
釜山の中心地である南浦(ナンポ)駅やチャガルチ駅周辺から乗車した場合、所要時間は約15分、料金は交通状況によりますが10,000ウォン前後が目安です。
運転手には「ソンド ベイステイション カジュセヨ(송도베이스테이션에 가 주세요)」と伝えるとスムーズです。


市内バスを利用する場合
南浦駅やチャガルチ駅付近の大通り(中央バスレーン)から乗車します。
- 利用可能なバス番号:6番、26番、30番、71番など
- 乗車時間:約10分
- 下車停留所:「岩南洞住民センター(암남동주민센터)」
停留所で下車後、海岸方面へ約10分ほど歩くと、松島ベイステーションの建物が見えてきます。


復路(帰り方)について
往復チケットの方は、再び松島ベイステーションからバスやタクシーで戻ります。 片道チケットの方は、松島スカイパーク(南側乗り場)から市内中心部へ戻ることが可能です。
乗り場近くのバス停から7番、30番、71番などのバスに乗車すれば、約25分でチャガルチ駅方面へ到着します。
釜山松島ケーブルカーの楽しみ方と周辺情報
- 松島ベイステーション徹底ガイド
- 松島スカイパークの施設紹介
- 実際に乗った感想と口コミも紹介
- 近くのおすすめグルメスポット
- お得なビジット釜山パスの活用術
松島ベイステーション徹底ガイド


らくたびKOREA(イメージ)
松島海上ケーブルカーの旅の起点となるのが、北側乗り場の「松島ベイステーション」です。
松島海水浴場の東端に位置するこの近代的な建物は、単なる乗り場としてだけでなく、出発前の時間を豊かに過ごすための様々な施設を備えています。
まずは、建物全体の概要がひと目でわかるフロアガイドをご覧ください。
フロア | 主な施設 |
4階 | ケーブルカー乗り場、ベイハーバー屋上庭園、 ギフトショップ |
3階 | ベイテラス(展望台)、カフェ(Ediya Coffee) |
2階 | 授乳室、レーザーアリーナ(サバイバルゲーム) |
1階 | チケット売り場、カフェ、コンビニ、 飲食店(ラーメン等) |
1階:チケット購入と出発準備のフロア
建物のメインエントランスがある1階は、旅の準備を整えるためのフロアです。ここにはチケットカウンターがあり、乗車券の購入や、オンラインで予約したバウチャーの引き換えを行います。
また、フロア内にはコンビニエンスストア(セブンイレブン)や複数のカフェ、日本のラーメン店(류센소)などが入っています。乗車前に飲み物を買ったり、小腹を満たしたりするのに便利です。
2階:便利な施設とアミューズメント
2階には、小さなお子様連れに配慮した授乳室が完備されています。また、少し変わったアミューズメント施設として「レーザーアリーナ」があり、グループでサバイバルゲームを楽しむことも可能です。
3階:絶景を望む展望テラス
3階の「ベイテラス」は、ぜひ立ち寄りたい絶景スポットの一つです。屋外の展望デッキからは、これから乗車するケーブルカーが頭上を行き交う様子や、松島の美しい海岸線を間近に眺めることができます。
フロアには人気のカフェチェーン「Ediya Coffee」も併設されているため、コーヒーを片手に、海を眺めながらゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
4階:いよいよ乗車!天空へのゲートウェイ
エレベーターで4階へ上がると、いよいよケーブルカーの乗り場です。床が透明な「クリスタルクルーズ」と一般的な「エアクルーズ」で乗り場の列が分かれているので、ご自身のチケットに合わせて並びます。
また、このフロアには「ベイハーバー屋上庭園」という屋外スペースもあります。乗車前のわずかな時間でも、釜山の潮風を感じながら、旅への期待感を高めることができるでしょう。お土産を探せるギフトショップもこの階にあります。
松島スカイパークの施設紹介


らくたびKOREA(イメージ)
ケーブルカーで約8分間の空中散歩を楽しんだ先に待っているのが、南側乗り場の「松島スカイパーク」です。



ここは単なるケーブルカーの終着駅ではなく、岩南(アンナム)公園の丘の上に広がる、見どころ満載の展望公園となっています。
ケーブルカーを降りた後も、最低1時間は滞在時間を確保して、パーク内の散策を楽しむことをおすすめします。主な見どころを以下の表にまとめました。
エリア・施設名 | 主な内容・見どころ |
スカイハーバー展望台 | 釜山の海や南港大橋を一望できる屋上展望デッキ |
アートなフォトゾーン | 「星の王子さま」のオブジェや、思い出を残すモーメントカプセルなど |
ダイノアドベンチャー | リアルな恐竜のオブジェが点在する、子どもに人気のエリア |
各種アトラクション | アジア初の空中ブランコ「スカイスイング」やケーブルカー博物館など |
松島龍宮クルム橋 | パークから接続している海上にかかるスリル満点の吊り橋 |
スカイハーバー展望台
ターミナルビルの屋上にある「スカイハーバー展望台」は、このパークを訪れたら必ず立ち寄りたい絶景スポットです。遮るもののない360度のパノラマが広がり、釜山の港、行き交う船、そしてどこまでも続く水平線を一望できます。
心地よい潮風を感じながら、空中からとはまた違った角度で釜山の景色を堪能してください。
アートなフォトゾーン
パークのあちこちには、思わず写真を撮りたくなるようなアートなオブジェが点在しています。
中でも特に人気なのが、松島の海を見つめるようにたたずむ「星の王子さま」のオブジェです。王子さまの隣に座って、同じ景色を眺めるような構図で撮影するのが定番となっています。
また、タイムカプセルのように思い出の品やメッセージを保管できる「モーメントカプセル」もユニークな体験として人気を集めています。
ダイノアドベンチャー
展望台の近くには、なぜかリアルな恐竜たちが待ち構える「ダイノアドベンチャー」というエリアがあります。まるで太古の時代に迷い込んだかのような空間で、迫力ある恐竜のオブジェは子どもたちに大人気です。
季節によっては桜と恐竜といった、ここでしか見られないユニークな組み合わせの写真を撮ることもできます。
各種アトラクション
スカイパークには、景色を眺める以外にも楽しめるアトラクションがあります。韓国初のケーブルカーミュージアム「松島ドッペルマイヤーワールド」では、ケーブルカーの歴史や技術について学ぶことができます。
また、よりスリルを求める方には、アジア初の空中ブランコ「VRスカイスイング」(別途料金)もおすすめです。
松島龍宮クルム橋
スカイパークから少し下った場所には、もう一つの名物「松島龍宮クルム橋」があります。
これは、パークのある陸地と沖合の小さな無人島を結ぶ、長さ127mの海上吊り橋です。足元の一部が格子状になっており、真下の波の様子が見えるためスリルを味わえます。
橋の上からは、ケーブルカーが運行する様子や、岩壁に打ち付ける波など、自然の力強さを感じられる景色が広がっています。(別途入場料が必要です)
実際に乗った感想と口コミも紹介


らくたびKOREA(イメージ)
松島海上ケーブルカーが提供する体験は、釜山の他の観光地とは一線を画す特別なものです。ここでは、私自身が乗車して感じたことと、インターネット上で見られる様々な口コミを合わせてご紹介します。
海上を渡る、唯一無二の浮遊感
私が実際に乗車して最も心に残っているのは、キャビンが陸地を離れ、海の上へと進んでいく瞬間の感覚です。眼下にはどこまでも続くきれいな海が広がり、まるで空を飛んでいるかのような不思議な浮遊感を味わえました。
当日は幸いにも天候に恵まれ、太陽の光が海面に反射してキラキラと輝く様子は、まさに息をのむ美しさでした。
約10分間の乗車時間があっという間に感じられるほど、窓の外に広がる絶景が楽しめたのは、この上ない体験です。釜山の街並みと雄大な自然を同時に、しかも空中から眺められるのは、松島海上ケーブルカーならではの醍醐味だと感じました。
インターネット上の口コミ
インターネット上でも、多くの人がこの素晴らしい体験について言及しています。
肯定的な口コミ
- 「床が透明なクリスタルクルーズはスリル満点だったが、その価値は十分にある。足元に広がる海の透明度に感動した」
- 「夕暮れ時に乗車したら、夕日と夜景の両方を楽しめてロマンチックだった。カップルに特におすすめしたい」
- 「普通のキャビン(エアクルーズ)でも窓が大きいので、景色は十分に満喫できた。高所が苦手な家族も楽しんでいた」
- 「天気が良い日は遠くまで見渡せて、釜山に来たことを実感できる最高の景色だった」



やはり、景色に関する好意的な意見が圧倒的に多く見られます。
特に、床がガラス張りになっているクリスタルクルーズのスリルと景観は、多くの人にとって忘れられない思い出となっているようです。
注意点に関する口コミ
一方で、以下のような注意点を指摘する声もありました。
- 「週末の昼過ぎに行ったら、チケット購入と乗車で1時間以上待った。時間に余裕を持つか、事前予約が必要だと感じた」
- 「夏に乗ったら、キャビンの中が温室のようになり少し暑かった。冷房設備はないようです」
- 「混雑時は他のグループと相席になることがある。プライベートな空間を期待していると少し違うかもしれない」



特に週末や観光シーズンの混雑は、多くの口コミで言及されています。前述の通り、快適な体験のためには、訪問する時間帯を工夫したり、オンラインでの事前予約を活用したりするのが賢明と言えるでしょう。
近くのおすすめグルメスポット


らくたびKOREA(イメージ)
ケーブルカーで絶景を楽しんだ後は、周辺で釜山ならではのグルメを味わうのも旅の醍醐味です。特に港町・釜山に来たからには、新鮮な海の幸は外せません。それぞれの乗り場の近くに特色あるグルメエリアが広がっています。
松島ベイステーション(北側乗り場)周辺
ケーブルカーに乗る前、あるいは乗った後に手軽に食事を済ませたい場合は、北側乗り場の松島ベイステーション周辺が便利です。建物の西側には海鮮料理店が集まっており、刺身(フェ)や海鮮鍋(ヘムルタン)などを提供しています。
- 松島チッ(송도집)
このエリアで比較的知られているお店の一つが「松島チッ」です。アンコウを使った料理や海鮮鍋が名物で、地元の人々にも親しまれています。窓から海を眺めながら、釜山らしい海鮮料理に舌鼓を打つのも良いでしょう。
岩南公園(南側乗り場)周辺:貝焼き(チョゲグイ)
松島スカイパーク側で特におすすめしたいのが、釜山名物の「貝焼き(チョゲグイ)」です。スカイパークから坂を下った駐車場エリアに、テント式の貝焼き店が10軒ほどずらりと並び、活気に満ちあふれています。
七輪の炭火でホタテやアワビ、エビなどを自分で焼きながら食べるスタイルは、食事そのものがエンターテイメントになります。
チェジンサデク(최진사댁)
この貝焼きエリアの中でも、特に観光客から高い人気を誇るのが「チェジンサデク」です。
人気の理由は、その圧倒的なコストパフォーマンスとサービスにあります。貝焼きを注文すると、メインの貝類だけでなく、バターで焼く牛肉やエビ、新鮮なアワビ、貝の出汁が効いたスープ、チーズパスタ、そして締めには魚介の旨味が凝縮された焼き飯(ポックンパ)まで、次々と提供されます。
その品数の多さとボリュームは、初めて訪れる人を驚かせることでしょう。夕方以降は非常に混み合うため、少し早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。釜山の夜風を感じながら、新鮮な海の幸を心ゆくまで堪能する時間は、忘れられない思い出になるはずです。


お得なビジット釜山パスの活用術


ビジット釜山パス(イメージ) 画像引用:Klook
釜山市内の多くの有料観光スポットを巡る予定があるなら、「ビジット釜山パス(VISIT BUSAN PASS)」の利用が非常におすすめです。このパスを賢く使うことで、旅行全体の費用を大幅に節約できる可能性があります。
ビジット釜山パスとは?
ビジット釜山パスは、外国人観光客向けに発行されている観光周遊パスです。パスには有効期間が定められた「時間制限タイプ」と、利用できる施設数が決まっている「回数制限タイプ」があります。
このパスを提示するだけで、釜山ロッテワールドや釜山タワー、海雲台ブルーラインパークといった40以上の提携施設に無料で入場できるほか、160以上の施設で割引特典を受けられます。
パスタイプ | 参考料金(大人) | 主な特徴 | こんな人におすすめ |
24時間パス | 55,000ウォン | 最初の施設利用から24時間、対象施設が無料になり放題 | 1日で集中的に多くの観光地を巡りたい方 |
48時間パス | 85,000ウォン | 最初の施設利用から48時間、対象施設が無料になり放題 | 2日間かけてじっくり釜山を満喫したい方 |
BIG3パス | 45,000ウォン | 180日以内に、規定の施設を3ヶ所無料で利用可能 | 特定の施設を厳選して巡りたい方 |
BIG5パス | 65,000ウォン | 180日以内に、規定の施設を5ヶ所無料で利用可能 | 滞在日数が長く、自分のペースで観光したい方 |
※料金は変動する可能性があるため、購入時に公式サイトや販売サイトで最新の情報をご確認ください。
松島海上ケーブルカーでの具体的な活用方法
このビジット釜山パスが特に真価を発揮するのが、松島海上ケーブルカーでの利用です。
通常であれば、最も人気のある「クリスタルクルーズ」の往復チケットは大人1人22,000ウォンが必要ですが、ビジット釜山パスを提示すれば、この料金が完全に無料になります。
つまり、パスの特典として追加料金なしで、最も満足度の高いクリスタルクルーズに乗車できるのです。
例えば、24時間パス(55,000ウォン)を購入し、松島海上ケーブルカー(通常22,000ウォン)と釜山ロッテワールド(通常47,000ウォン)の2ヶ所を訪れるだけで、通常料金の合計は69,000ウォンとなり、この時点で14,000ウォンもお得になる計算です。
さらに、パスの特典はケーブルカーだけにとどまりません。近くにある「松島龍宮クルム橋」の入場料(1,000ウォン)も無料になります。ケーブルカーと吊り橋をセットで楽しむことで、パスの価値をさらに高めることができます。



釜山旅行の計画を立てる際は、訪れたい施設の入場料を合計し、ビジット釜山パスの価格と比較検討することをおすすめします。
多くの場合、このパスを利用することで、より経済的でスマートな観光が実現できるでしょう。
釜山松島ケーブルカーで最高の空中散歩を
この記事では、釜山松島ケーブルカーの乗り方から楽しみ方、周辺情報までを詳しく解説しました。最後に、旅の計画に役立つ重要なポイントをまとめます。
- 釜山の海の上を渡る全長約1.62kmの海上ケーブルカー
- 床が透明でスリル満点のクリスタルクルーズが一番人気
- チケットは往復と片道があり、オンラインでの事前予約がおすすめ
- 待ち時間を考慮し、全体の所要時間は2〜3時間見ておくと安心
- 南浦洞エリアからタクシーで約15分とアクセスしやすい
- 北側乗り場は施設が充実した松島ベイステーション
- 南側乗り場は見どころ豊富な展望公園の松島スカイパーク
- スカイパークの屋上展望台からのパノラマビューは必見
- 昼の青い海、夕暮れの夕日、そして夜景と時間帯で景色が変わる
- 週末や連休は大変混雑するため時間に余裕を持つことが大切
- ベイステーション周辺では新鮮な海鮮料理が楽しめる
- 岩南公園側では名物の貝焼きを味わえる
- ビジット釜山パスを使えばクリスタルクルーズに無料で乗車可能
- パス利用で他の観光施設もお得に巡れる
- 訪問前には公式サイトで天候による運行状況の確認を