こんにちは。らくびKOREA、運営者の「shin」です。
韓国旅行の醍醐味といえば、やっぱり活気あふれる「屋台グルメ」ですよね。ソウルの街角で、熱々のトッポギや甘いホットクを片手に食べ歩きするのは、まさに最高の体験かなと思います。
ただ、いざ屋台が並ぶエリアに行ってみると、「韓国の屋台の食べ物ランキングで、本当に人気なのは何?」「種類が多すぎて、どれから試せばいいか分からない…」と迷ってしまうこともあるかもしれません。私も最初はそうでした。
また、「明洞や広蔵市場、釜山といったエリアごとにおすすめは違うの?」「辛くない食べ物やスイーツ系もある?」「特に冬に食べると美味しいものは?」「値段の相場や注文方法、ハングルが分からなくて不安…」といった具体的な疑問もたくさん出てくるかなと思います。
shinこの記事では、旅行会社で働く私(shin)の視点から、韓国の屋台で絶対に食べたい定番グルメから、知っておきたい最新トレンド、明洞や広蔵市場といった人気エリア別の楽しみ方、そして気になる値段の相場や簡単な注文のコツまで、旅行者の皆さんが知りたい情報を「完全攻略データベース」として詳しくご紹介しますね。
- ランキングで人気の定番グルメ(食事系からスイーツまで)
- 辛いものが苦手な方向けの「辛くない」食べ物リスト
- 明洞や広蔵市場、弘大、釜山などエリア別のおすすめ屋台
- 失敗しないための値段の相場や簡単な注文方法・ハングル一覧
韓国の屋台食べ物ランキング【定番編】


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まずは「これぞ韓国!」という、絶対に外せない定番の屋台グルメたちを紹介します。
韓国の食文化と活気を手軽に体験できる、まさに「マスターリスト」とも言えるラインナップです。
ランキング上位の常連ばかりなので、初めての方もリピーターの方も、ぜひおさらいしてみてくださいね。
トッポギなど絶対食べたい定番


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韓国屋台の「顔」とも言えるグルメたちです。街のあちこちで見かける、あの食欲をそそる光景と匂いは、素通りできません!
トッポギ (떡볶이)
韓国屋台グルメの象徴、不動の第1位はやっぱりトッポギですね。「トック(떡)」=餅、「ポッキ(볶이)」=炒め・煮る、という意味の通り、細長いお餅(トック)を、コチュジャン(唐辛子味噌)ベースの甘辛いタレで煮込んだ料理です。
屋台の店先で大きな鉄板でグツグツと赤く煮込まれている光景は、まさに韓国のストリートフードそのもの。韓国の子供たちにとっては学校帰りのおやつであり、大人にとっては郷愁を誘うソウルフードでもあります。
お店によって味の濃さや辛さ、甘さのバランスが全然違うので、食べ比べてみて「自分好みの味」を見つけるのも楽しいですよ。
最近はとろけるチーズを乗せた「チーズトッポギ」や、ラーメン(ラミョン)の麺を加えた「ラッポギ」も定番人気で、ボリューム満点です。
豆知識:昔のトッポギは辛くなかった?
今でこそ真っ赤なトッポギが主流ですが、もともと朝鮮王朝時代の宮廷では、醤油ベースで肉や野菜と炒める「宮廷トッポギ(궁중떡볶이)」が食されていました。
現在のコチュジャン味のトッポギは、1950年代にソウルの屋台で誕生したと言われているんですよ。
オデン / オムク (오뎅 / 어묵)
トッポギの辛さを和らげる最高の相棒が、このオデン(オムク)です。
魚のすり身を薄く伸ばして串に刺し、大根や昆布でとった優しい味わいの出汁で煮込んだ韓国式おでんですね。
特に寒い日に、湯気が立つアツアツのオムクをハフハフしながら食べるのが最高なんです。
多くのお店では、この出汁のスープを紙コップで無料で飲ませてくれるのも嬉しいポイント。セルフサービスで注いで、冷えた体を温めましょう。
食べ方としては、串に刺さったオムクを、屋台に備え付けのピリ辛い醤油ダレ(ヤンニョム)に刷毛で塗ったり、つけたりして食べるのがローカルスタイルです。
「オデン」は日本語由来の言葉として広く定着していますが、最近は韓国語の「オムク」(練り物)という表現が推奨されることも増えてきました。
屋台ではどちらの表記もよく見かけますし、どちらで呼んでも通じることが多いですね。
キンパ (김밥)
ごま油と塩で味付けしたご飯と、たくあん、人参、ほうれん草、卵焼き、カニカマなどの具材を海苔で巻いた、韓国のソウルフードです。手軽な食事として大人気ですね。
日本の「太巻き」と大きく違うのは、酢飯ではなく「ごま油と塩」で味付けする点。この香ばしい風味がキンパの魅力です。
特に有名なのが、広蔵市場(クァンジャンシジャン)の「麻薬キンパ (마약김밥)」です。
具材はニンジンやたくあんなど非常にシンプルで、細巻きなのが特徴。このキンパ自体には味は薄く、セットで付いてくるピリ辛のからし醤油ダレにつけて食べることで、その美味しさが完成します。



一度食べたら止まらない「麻薬」のような中毒性から、この名がついたと言われています。
スンデ (순대)
地元民に深く愛されている、最もローカルな屋台グルメの一つがスンデです。
豚の腸に、春雨(タンミョン)、もち米、香味野菜、そして豚の血(ソンジ)などを詰めて蒸した、韓国独自のソーセージですね。
見た目のインパクトが強いので、最初はちょっと勇気がいるかもしれませんが、食感はモチモチしていて、豚の血が入っている割にはクセは少なく、旨味が凝縮されています。
屋台では、蒸したスンデを厚めにスライスして、トッポギのタレに絡めてもらったり、単品で提供されたりします。
スンデの食べ方には「地域差」アリ!
スンデに何をつけて食べるかは、地域によって明確な違いがあります。
- ソウル(北部): 塩と胡椒、唐辛子粉を混ぜた「塩(소금)」につけて、スンデ本体の甘みやコクを楽しみます。
- 釜山(南部): サムジャン(味噌だれ)につける文化があります。
- その他地域: エビの旨味が効いたアミの塩辛(새우젓)で食べることもあります。
訪れた地域ならではの食べ方を試してみるのも面白いですよ。
ピンデトッ (빈대떡)
これも広蔵市場の名物ですね!水にふやかして挽いた緑豆(ノクトゥ)をベースにした生地に、ネギ、玉ねぎ、キムチ、豚肉などを混ぜ、多量の油で揚げるように焼いたチヂミの一種です。
たっぷりの油で焼くことで、外はカリッと香ばしく、中は緑豆の風味でふんわりと柔らかい食感が生まれます。
広蔵市場の屋台通りでは、石臼で緑豆を挽くところから、目の前の鉄板で次々と焼き上げられるライブ感まで、五感で楽しむことができます。



マッコリとの相性も抜群ですよ。
甘いスイーツ系のおすすめ


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辛いグルメの後は、やっぱり甘いものが欲しくなりますよね。韓国屋台はスイーツ系も本当に充実しています。



食事系と甘いもの、交互に楽しむのが「無限ループ」のコツかもしれません(笑)。
ホットク (호떡)
スイーツ系屋台グルメの絶対王者といえば、やはりホットクです。
小麦粉やもち米粉を練った生地で、シナモンパウダー入りの黒砂糖(またはハチミツ)と刻んだナッツ類を包み、鉄板の上で専用の器具(ヌルゲ)でプレスしながら揚げ焼きにしたおやきですね。
中からアツアツの黒蜜がトロ~リと出てくるのがたまりません。特に寒い季節の人気は絶大で、「冬の風物詩」とも呼ばれています。
紙コップに入れて渡されることが多いですが、蜜がこぼれやすいので火傷に注意してくださいね。
釜山名物「シアッホットク (씨앗호떡)」は必食!
ホットクにはバリエーションがありますが、特に有名なのが釜山・南浦洞(ナンポドン)のBIFF広場が発祥とされる「シアッホットク」です。
これは、焼きたてのホットクの側面にハサミで切り込みを入れ、そこへひまわりの種、かぼちゃの種、ピーナッツなどのナッツ類(シアッ)をギッシリと詰め込んだもの。
香ばしいナッツの食感がプラスされて、私はこれが大好きです!
韓国式チーズホットドッグ (치즈핫도그)
SNSを通じて世界的にブームになり、今や「新定番」となったのがコレですね。
日本の「アメリカンドッグ」とは異なり、中身がソーセージではなくモッツァレラチーズのみ、またはソーセージとチーズが半々(パンバン)になっているものが人気です。
最大の特徴は、揚げたてに必ず砂糖をまぶすこと!屋台のセルフサービスコーナーで、自分で好きなだけ砂糖をまぶし、その上からケチャップ、マスタード、チリソースなどをかけて「甘じょっぱい」味のコンビネーションを楽しむのが韓国スタイルです。
ケランパン (계란빵)
「ケラン」(卵)と「パン」(パン)を意味する、文字通りの卵パンです。
ほんのり甘いパンケーキや今川焼のような生地に、鶏卵をまるごと一つ割り入れて焼き上げたもの。
甘い生地と、卵の黄身や白身の塩気が組み合わさった、素朴で優しい「甘じょっぱい」味わいが特徴です。
1個1,000ウォン程度と手頃な価格も魅力で、辛いものが一切入っていないため、辛さが苦手な観光客の方や、お子さんのおやつにも最適ですよ。
クァベギ (꽈배기)
市場のパン屋さんや専門店でよく見かける「ねじりドーナツ」です。これも昔からある定番のおやつですね。
特にもち米(チャッサル / 찹쌀)を使ったクァベギは、外はサクッと、中は驚くほどモチモチとした独特の食感が特徴です。揚げたてに砂糖をまぶしたシンプルな美味しさがたまりません。
広蔵市場にある人気のクァベギ専門店は、その食感を求めて常に行列ができるほどの人気なんですよ。
辛くない食べ物リスト


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「韓国料理=辛い」というイメージが強いかもしれませんが、屋台には辛くない美味しいグルメも本当にたくさんあります!
辛いものが苦手な方も、お子様連れの方も、安心して楽しめるメニューをリストアップしました。
スイーツ系(甘いもの)
これらは基本的に全く辛くありません。甘いものが好きな方には天国ですね。
- ホットク (호떡): 甘い黒蜜とナッツのおやき。
- ケランパン (계란빵): ほんのり甘い卵パン(甘じょっぱい系)。
- プンオパン (붕어빵): 日本の「たい焼き」にそっくりな、あんこ入りのお菓子。
- クァベギ (꽈배기): もちもちのねじりドーナツ。
食事系(しょっぱいもの・甘じょっぱいもの)
注文時に少しだけ注意すれば、辛さを避けられるメニューです。
- オデン / オムク (오뎅/어묵): 出汁の効いたおでん。備え付けの辛い醤油ダレを付けなければ、全く辛くありません。スープも優しい味です。
- キンパ (김밥): ごま油風味の海苔巻き。ただし、種類によっては「キムチキンパ」など辛い具材が入っている場合があるので、中身を確認すると安心です。「麻薬キンパ」も、辛いタレをつけなければ辛くありません。
- ピンデトッ (빈대떡): 緑豆のチヂミ。生地自体は辛くありませんが、一緒についてくるタレに唐辛子が入っている場合があるので、少しだけつけて味見してみてください。
- マンドゥ (만두): 韓国式餃子。蒸したり焼いたり揚げたり。「キムチマンドゥ」以外の「コギマンドゥ(肉餃子)」などを選べば辛くありません。
- タッコチ (닭꼬치): 鶏の串焼き。定番は甘辛いヤンニョムソースですが、注文時に「ソグム(소금)=塩」や「カンジャン(간장)=醤油」味を選べば辛くありません。
- 韓国式ホットドッグ (치즈핫도그): 砂糖とチーズの甘じょっぱい味。チリソースなどをかけなければ辛くありません。
- チャプチェ (잡채): 醤油ベースの春雨炒め。屋台でカップで売っていることもあり、これは辛くないことが多いですね。
最新トレンドの屋台グルメ


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定番もいいですが、韓国屋台は生き物のように常に進化しています。SNSでの注目をきっかけに、新しいトレンドが生まれては消えていく、スピード感のある世界です。
最近の大きな流れは、伝統的なメニューが新しい味と融合する「フュージョン(進化系)」と、やみつきになる「ダンチャン(甘じょっぱい)」ですね。
定番グルメの「進化系(フュージョン)」
伝統的なメニューも、新しい味覚を求めて大胆なアレンジが加えられています。
- トッポギ: 伝統のコチュジャン味から、クリームソースベースの「カルボナーラトッポギ」や、チーズをたっぷり乗せて焼いた「トッポギグラタン」風など、洋風のアレンジが人気です。
- ホットク: 甘い黒砂糖だけでなく、甘じょっぱい「チーズホットク」や、日本人にも馴染み深い「あんバターホットク」など、中身のバリエーションが爆発的に増加しています。
- キンパ: 伝統的な野菜中心の具材から、「プルコギキンパ」や「ヤンニョムチキンキンパ」など、一品料理を丸ごと巻いたようなボリューム系キンパも人気ですね。
2025年のキーワードは「ダンチャン (단짠)」
2023年から2024年にかけては、フルーツ飴「タンフル(탕후루)」が韓国全土で爆発的なブームとなりました。
そのブームが一段落し、次に注目されているのが「ダンチャン(단짠)」というコンセプトです。
これは「甘い(단 / Dan)」と「しょっぱい(짠 / Jjan)」を組み合わせた造語で、特定の食品名ではなく、まさに「甘じょっぱい」という味のコンセプトそのものを指します。
この「甘じょっぱい」組み合わせは、脳に強い満足感を与えるため、中毒性のあるメニューとして2025年のトレンドを牽引すると見られています。
具体的には、先ほど紹介した「韓国式チーズホットドッグ」(チーズ+砂糖)や「ケランパン」(卵+甘い生地)、「あんバターホットク」(あんこ+バター)などが、まさにこの「ダンチャン」の代表格と言えますね。
冬に食べたい屋台グルメ


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屋台グルメは通年楽しめますが、その魅力が最大化されるのは、やっぱり「寒い冬」かなと思います。
ソウルの冬は本当に冷え込みますが、そんな中で食べるアツアツのグルメは、格別な美味しさと温もりをくれますよ。
- ホットク (호떡): 凍えるような寒い日に、焼きたての熱々を頬張るのが醍醐味。中の黒蜜で火傷しないように注意ですが、その熱さがたまりません。
- オデン / オムク (오뎅/어묵): 寒い中で飲む、湯気が立つ熱々の無料スープは、まさに「命の水」(笑)。冷え切った手と体に染み渡ります。
- プンオパン (붕어빵): 日本のたい焼きと同じで、「冬の思い出の味」として愛される定番。屋台を見かけると「あ、冬が来たな」と感じますね。
- ケランパン (계란빵): 焼きたての熱い卵パンが、カイロのように体を内側から温めてくれます。
韓国屋台の食べ物ランキング【エリア・買い方編】


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さて、定番がわかったところで、次は「どこで食べるか」が重要ですよね。
「韓国 屋台」と検索する方は、同時に「明洞」や「広蔵市場」といった具体的な地名を検索する傾向が強いです。これは、屋台グルメが特定の場所と強く結びついているからなんですね。
ソウルの主要な屋台エリアは、それぞれ明確な個性を持っています。この「棲み分け」を理解することが、満足度の高い屋台体験の鍵になりますよ。
ソウル主要屋台エリアの個性
- 明洞(ミョンドン): 観光客向けに最適化された「トレンド・グルメ」の発信地。
- 広蔵市場(クァンジャンシジャン): 100年以上の歴史を持つ「伝統・ローカル」の聖地。
- 弘大(ホンデ): 大学を中心とした「若者文化・スイーツ」の集積地。
- 南大門市場(ナンデムンシジャン): 地元民の生活に密着した「早朝・ローカル」市場。
明洞の屋台グルメ事情


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ソウル最大の観光地・明洞は、屋台も完全に観光客向けに特化しています。メインストリートにずらりと並ぶ屋台は圧巻です。
国際色豊かで、日本語や英語、中国語が通じやすいお店も多く、屋台初心者の方には最もハードルが低く、安心感があるエリアかなと思います。
メニューも、チーズキムチサムギョプサル巻き、ロブスターのバター焼き、焼きチーズ串、巨大な餃子など、SNS映えする派手でトレンド感のあるものが集まるのが特徴です。
定番のトッポギやオデンもありますが、進化系グルメの比率が高いですね。



他の市場エリアと大きく違うのは営業時間で、屋台は夕方(平日は16:00頃、週末は14:00頃)から並び始め、深夜まで営業しています。夜にショッピングを楽しんだ後に立ち寄るのに最適です。
明洞屋台の注意点:価格は高め
最大の注意点は、やはり「価格」です。
完全に観光地価格なので、他のエリア(広蔵市場や南大門市場)と比べると、値段は全体的に高め(1.5倍〜2倍程度)に設定されていることが多いです。
例えば、他の場所で1,000ウォンのケランパンが、明洞では2,000ウォンすることも。
とはいえ、その利便性や、最先端のトレンドグルメを一度に楽しめるエンタメ性を考えると、一度は体験する価値アリですね。
広蔵市場の必食グルメ


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ディープなローカルの雰囲気と、100年以上の「伝統」を味わいたいなら、絶対に「広蔵市場(クァンジャンシジャン)」です。1905年に開設された、韓国初の常設市場なんですよ。
ここはまさに「屋台の聖地」。アーケードの下、市場のメインストリートに「うまいもん通り」があり、屋台がひしめき合っています。地元の人や観光客でごった返す、活気ある雰囲気がたまりません。



営業は朝10:00頃から夜22:00頃まで(日曜は休みの場合も)と、昼食、おやつ、夕食、どの時間帯でも楽しめるのが嬉しいポイント。屋台には椅子が設置されている店も多く、座ってゆっくり食べられるのも魅力です。
広蔵市場の3大名物(必食グルメ)
広蔵市場に行ったら、まずはこの3つを押さえてみてください。
- ピンデトッ(緑豆チヂミ): 市場の代名詞。外はカリカリ、中はフワフワ。目の前で焼いてくれるライブ感も楽しんでください。
- 麻薬キンパ(細巻き海苔巻き): シンプルだけど止まらない味。からし醤油ダレが決め手です。
- ユッケ(生食用牛肉): ※これは屋台ではなく、市場内の「ユッケ通り」という専門店街になります。新鮮なユッケと生レバー、センマイなどが驚くほど安価で楽しめますよ。
(※ユッケなどの生肉を召し上がる際は、ご自身の体調を第一に考慮し、お店の衛生状態などを確認の上、自己責任で判断してくださいね。)
弘大のスイーツと屋台


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美術系トップの弘益(ホンイク)大学を中心とした弘大(ホンデ)エリアは、まさに「若者文化の街」です。
ファッション、アート、クラブ、路上ライブなど、エネルギッシュな雰囲気が魅力ですね。
当然、屋台グルメも若者向け。タッコチ(鶏串)やトッポギといった定番も、学生街ならではのボリューム感だったりします。そして何より、最先端のスイーツが集まるのが弘大の特徴。
KOREA MARTなどのショップでは、最新のトレンドスイーツが入れ替わり立ち替わり登場します。



営業時間は店舗によりますが、11:00頃から22:00〜23:00と夜遅くまで活気がありますよ。
釜山のおすすめ屋台グルメ


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ソウルだけでなく、第2の都市・釜山(プサン)にも独自の屋台文化があります。
特に南浦洞(ナンポドン)のBIFF広場周辺は、屋台の激戦区として知られています。
釜山に行ったら、ソウルとの違いを楽しむのがおすすめです。絶対に食べてほしいのが、釜山発祥とされる「シアッホットク」。
先ほども紹介しましたが、ナッツがぎっしり詰まった香ばしさは、ソウルの一般的なホットクとは一線を画す美味しさです。



また、釜山はオムク(おでん)の産地としても有名で、本場の上質なオムクを味わうことができます。ソウルの屋台で食べるものより、魚の味が濃く、プリプリした食感が楽しめるかもしれませんよ。
屋台グルメの値段と相場
旅行前に、大体の予算がわかると安心ですよね。
屋台グルメの一般的な価格相場を一覧表にまとめてみました。あくまで目安として参考にしてください。
価格に関する注意点(重要)
ここに記載する価格は、あくまで広蔵市場や南大門市場など、ローカルな市場での一般的な目安です。
物価高騰の影響で、年々少しずつ値上がりしている傾向があります。
特に明洞(ミョンドン)などの観光地では、これより1,000〜2,000ウォン程度(時にはそれ以上)高い場合がほとんどです。
また、最近(2024〜2025年)は物価高の影響で、釜山の一部の観光地でオムク(おでん)が1串3,000ウォンといった高額で販売され、社会問題として報じられました。
ぼったくり(바가지)を避けるためにも、注文前に価格が明示されているか確認するクセをつけると、より安心かなと思います。
| 食べ物 | ハングル表記 | 価格相場 (1人/1個) |
| トッポギ | 떡볶이 | 3,000〜5,000 W |
| ホットク | 호떡 | 1,000〜3,000 W |
| オデン/オムク | 오뎅/어묵 | 1,000〜2,000 W (※価格注意) |
| キンパ | 김밥 | 3,000〜5,000 W |
| スンデ | 순대 | 4,000〜6,000 W |
| チーズホットドッグ | 치즈핫도그 | 2,000〜3,000 W |
| タッコチ (鶏串) | 닭꼬치 | 3,000〜4,000 W |
| ビンデトッ | 빈대떡 | 4,000〜5,000 W |
| ケランパン | 계란빵 | 1,000 W (※明洞除く) |
| クァベギ | 꽈배기 | 1,000 W |
注文方法と便利なハングル


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観光客にとって最大の不安は「注文」かもしれませんが、心配いりません!
屋台のアジュンマ(おばちゃん)やアジョシ(おじさん)は、観光客に慣れていることが多いですよ。
屋台には写真付きのメニューが掲示されていることが多いですし、そもそも実物が目の前で調理されています。
覚えておくと便利な魔法の言葉
イゴ ジュセヨ (이거 주세요) = これください
これさえ覚えておけば、屋台での注文はバッチリです!
「イゴ(これ)」の代わりに、食べ物の名前を言ってももちろんOK。「トッポギ ジュセヨ(トッポギください)」といった具合ですね。
あとは個数を伝えるだけ。
「ハナ(1つ)」「トゥゲ(2つ)」なども言えるとスムーズですが、指で「1」や「2」と示せば、ほぼ100%通じます。
支払いについて
支払いについては、小規模な屋台ではまだまだ現金(ウォン)のみの場合が非常に多いです。
最近はクレジットカードや「WOWPASS」のようなプリペイドカードが使える店も増えていますが、使えない前提でいた方が無難です。



屋台巡りをする際は、高額な50,000ウォン札よりも、1,000ウォン札や10,000ウォン札を多めに用意しておくのが最も確実で、お店の方にも親切かなと思います。
韓国屋台の食べ物ランキング総括
今回は、韓国屋台の食べ物ランキングで人気の定番グルメから、エリア別の特徴、値段や注文方法まで、詳しくご紹介しました。
屋台グルメは、その国の活気と文化、そして「今」のトレンドを肌で感じられる、最高のアクティビティの一つです。
記事で紹介したグルメは、韓国の食文化のほんの一部ですが、皆さんの「食べてみたい!」という気持ちのきっかけになれば嬉しいです。
定番のトッポギやホットクはもちろん、最初は勇気がいるかもしれないスンデや、広蔵市場のピンデトッのようなローカルフードにもぜひ挑戦して、お気に入りの味を見つけてみてくださいね。



皆さんの韓国旅行が、美味しい屋台グルメとの出会いで、さらに楽しく、思い出深いものになることを願っています!







