こんにちは。らくたびKOREA、運営者の「shin」です。
釜山旅行の計画を立てているとき、「海雲台(ヘウンデ)って実際どう回ればいいの?」と悩んでいませんか。
韓国を代表するビーチリゾートであるこのエリアは、美しい海はもちろん、最新の超高層ビル群が織りなす夜景、そして古き良き市場のグルメまで、多彩な魅力がギュッと詰まっています。
半日や日帰りといった短い時間でも十分にエッセンスを楽しめますが、個人的には美しい夜景や朝の散歩を堪能できる「1泊2日」での滞在が最も魅力を感じられるかなと思います。
もし旅行の日程が雨予報だったとしても楽しめるスポットや、冬の時期に開催される幻想的なイベントなど、知っておきたい情報は盛りだくさんですよね。
shinこの記事では、現地を何度も訪れている私の経験をもとに、初めての方でも効率よく回れるルートや、現地で絶対に味わってほしい美味しい食事について詳しくご紹介します。
- 海雲台の魅力を余すことなく満喫する1泊2日の王道プラン
- 時間がなくても主要スポットを押さえる日帰り散策ルート
- 予約が必須となるブルーラインパークの攻略法と注意点
- 釜山駅からのアクセス方法や治安の良い宿泊エリアの情報
海雲台観光の決定版モデルコースを紹介
まずは、海雲台を訪れるなら絶対に外せない主要スポットを、最も効率よく巡るためのモデルコースを紹介します。



時間ごとの動き方や、それぞれのスポットを訪れるべき「理由」も含めて具体的に解説していきますね。
1泊2日の王道観光プラン


らくたびKOREA(イメージ)
せっかく釜山まで来たのなら、海雲台エリアにホテルをとって、昼の開放的なビーチリゾートと、夜の都会的な夜景の両方を楽しむのが一番のおすすめです。
私がお客様を案内するときによく使う、満足度120%の「失敗しない」プランをご紹介します。
1日目:海と都市の絶景体験
まず午後2時頃に海雲台に到着し、ホテルにチェックインを済ませたら、まずはメインストリートを抜けてビーチへ向かいましょう。
約1.5kmにわたって続く広大な白砂のビーチを散歩し、潮風を感じるだけで「釜山に来た!」という実感が湧いてくるはずです。
その後は、ビーチの西端から続く遊歩道を歩いて「冬柏島(トンベクソム)」へ。ここはかつて島でしたが今は陸続きになっていて、遊歩道が綺麗に整備されています。
「ヌリマルAPECハウス」を見学しつつ、展望台から海と広安大橋の絶景を眺めるのが定番コースですね。
夕方になったら、冬柏島の出口付近にある複合施設「ザ・ベイ101(The Bay 101)」へ移動します。
ここは釜山で最も美しい都市夜景が見られるスポットとして有名です。
2日目:絶景列車と天空の癒し
2日目の午前中は、海雲台観光のハイライトである「海雲台ブルーラインパーク」へ向かいましょう。ここでしか乗れない「スカイカプセル」に乗って、空中から海を眺める散歩を楽しみます(詳細は後述しますね)。
その後は、ブルーラインパークの尾浦(ミポ)駅のすぐ近くにある超高層ビル「LCTランドマークタワー」へ。
ここの98階〜100階にある展望台「BUSAN X the SKY」からは、地上411メートルという圧倒的な高さから海雲台ビーチ全体を見下ろせます。
床が透明な「ショッキングブリッジ」はスリル満点ですよ。
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旅の締めくくりは、センタムシティにある「新世界スパランド」がおすすめ。
デパートの中にあるとは思えないほど広大なチムジルバンと天然温泉施設で、歩き疲れた体をしっかりと癒してから空港や駅へ向かうのが、疲れを残さないベストコースです。
\スパでゆっくりしてみては?/
所要時間の目安
ザ・ベイ101での食事と夜景観賞には1〜2時間、新世界スパランドは最低でも3〜4時間は見ておくとゆったり楽しめます。
スパランドは入場料で4時間まで利用可能です。
日帰りや半日で楽しむ海雲台散策


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「西面(ソミョン)や南浦洞(ナムポドン)にも行きたいから、海雲台はサクッと回りたい」という方も多いですよね。そんな方には、海雲台の「いいとこどり」をする半日コースがおすすめです。



以下のルートであれば、移動の無駄を極限まで省いてスムーズに観光できます。
- 海雲台駅(地下鉄2号線)スタート
- 海雲台ビーチ散策:まずは海を見て記念撮影。
- 海雲台伝統市場:ビーチから徒歩すぐ。ホットクやおでんを軽く食べ歩き。
- 冬柏島(トンベクソム):食後の腹ごなしに海岸沿いの遊歩道を散歩。
- ザ・ベイ101:夕暮れ時の夜景を見てフィニッシュ。
このルートなら、移動はほぼ徒歩圏内で完結しますし、所要時間も4〜5時間程度です。
海雲台の持つ「リゾートとしての海」と「最先端の都市夜景」という二つの顔を、短時間で効率よく体験できる黄金ルートかなと思います。
ブルーラインパーク攻略と予約方法


らくたびKOREA(イメージ)
最近の海雲台観光で、最も注目を集めているのが「海雲台ブルーラインパーク」です。
廃線になった線路跡地を活用して作られた観光列車ですが、これには「スカイカプセル」と「ビーチトレイン」の2種類があります。よく「どっちに乗ればいいの?」と聞かれるので、違いをまとめてみました。


スカイカプセルとビーチトレインの違い
| 項目 | スカイカプセル | ビーチトレイン |
| 特徴 | 高いレール上の個室(2~4人乗り) | 地上を走る観光列車(乗合) |
| 速度 | 時速4km(かなりゆっくり) | 時速15km |
| 眺望 | 遮るもののないオーシャンビュー | 海沿いの景色を地上から楽しむ |
| 予約 | ほぼ必須(完売しやすい) | 推奨(当日券もあり) |
私のおすすめルートは、行きは「スカイカプセル」で尾浦(ミポ)駅から青沙浦(チョンサポ)駅まで行き、帰りは「ビーチトレイン」で戻ってくるというパターンです。
行きはプライベート空間で写真を撮りながらゆっくり景色を楽しみ、帰りは列車でスムーズに戻る。これなら両方の乗り物を体験できますし、時間の節約にもなります。
青沙浦駅に降りたら、紅白の灯台を見たり、名物の焼き貝ランチを楽しむのも最高ですよ。
予約に関する重要なお知らせ
スカイカプセルは非常に人気が高く、特に週末や夕日が沈むサンセットの時間帯は数週間前から予約で埋まってしまうことも珍しくありません。
現地に行って「満席で乗れなかった…」という悲しい事態を避けるためにも、事前のオンライン予約はほぼ必須と考えてください。
(出典:海雲台ブルーラインパーク公式サイト)
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雨でも安心なアクアリウム観光
せっかくの旅行中に雨が降ってしまったり、あるいは小さなお子様連れで長時間歩くのが難しかったりする場合におすすめなのが「シーライフ釜山アクアリウム」です。
海雲台ビーチの目の前という絶好のロケーションにありながら、天候を気にせず快適に楽しめます。
ここの最大の見どころは、なんといっても地下3階にある80メートルにも及ぶ海底トンネルです。180度アクリルのトンネルになっていて、頭上を巨大なサメやウミガメが優雅に泳いでいく姿は迫力満点です!
また、定期的に開催される「人魚ショー」は、音楽に合わせて人魚が水槽内を泳ぐ幻想的なパフォーマンスで、とてもロマンチック。
カップルでのデートコースとしても優秀ですし、子供たちも大喜びすること間違いなしかなと思います。
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夜景や冬の光の祭りを楽しむ旅


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海雲台は夜も眠りません。特に冬(例年12月〜2月頃)に訪れるなら、「海雲台光の祭り」は必見です。ビーチ一帯が数百万個のLEDイルミネーションで彩られ、真っ暗な砂浜が「光の海」に変わる光景は圧巻の一言です。
また、先ほど紹介した「ザ・ベイ101」での夜景撮影にもコツがあります。
映える写真の撮り方
カメラやスマホを地面ギリギリまで下げて、水たまり越しにビル群を撮影してみてください。
まるでウユニ塩湖のような、上下対称の不思議で美しい一枚が撮れるかもしれません。夜の海雲台に来たら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
海雲台観光モデルコースを充実させる情報
モデルコースをさらに楽しく、そして快適にするためには、美味しいグルメ情報やスムーズな移動手段、安全な宿泊エリアの知識が欠かせません。
ここでは、旅の質をワンランク上げるための実用的な情報を詳しくお届けします。
海雲台市場での食べ歩きと絶品グルメ


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海雲台ビーチからメインストリート(クナム路)へ戻り、一本路地に入ると見えてくるのが「海雲台伝統市場」です。観光地化されつつも昔ながらの活気が残っており、ローカルな雰囲気を味わうのに最高の場所です。
市場に入ると、店頭でジュージューと音を立てて焼かれている「ホットク」や、真っ赤なタレで煮込まれた「トッポッキ」、そして山盛りの「天ぷら」が目に飛び込んできて食欲をそそります。



小腹が空いたらこれらを食べ歩きするのが定番ですね。
必食!釜山名物コムジャンオ


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しっかり食事をするなら、この市場の名物である「コムジャンオ(ヌタウナギ)」にぜひ挑戦してみてください。市場の奥には専門店がズラリと並んでいます。
皮を剥かれたヌタウナギが動いている姿は少し驚くかもしれませんが、網焼きにされたその味は絶品!プリプリ、コリコリとした独特の食感と、ピリ辛のヤンニョム(味付け)が絡み合い、焼酎やビールとの相性が抜群です。一度食べるとやみつきになる、釜山の「大人の味」ですね。
もちろん、辛いのが苦手な方や朝食・ランチには、釜山のソウルフード「デジクッパ(豚肉スープご飯)」がおすすめ。
海雲台駅周辺には「密陽スンデデジクッパ」などの有名店が多いので、迷ったらデジクッパで決まりです!
朝食はアワビ粥がおすすめ


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前日の夜に美味しい韓国料理やお酒を楽しみすぎた翌朝は、胃に優しくて栄養満点の「アワビ粥(チョンボッジュッ)」はいかがでしょうか。海雲台には、新鮮なアワビをふんだんに使ったお粥の専門店がいくつもあります。
特に「元祖チョンボッ粥」などは有名で、アワビの身だけでなく、内臓(キモ)まで一緒に煮込んだ緑色のお粥が特徴です。見た目のインパクトとは裏腹に、磯の香りが豊かで濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。



朝の静かな海を散歩して、お腹を空かせてから食べる温かいアワビ粥。これぞ海雲台に泊まる人だけが味わえる、最高の朝の過ごし方かなと思います。
センタムシティでショッピングとお土産


新世界百貨店(イメージ) 画像引用:VISIT KOREA
海雲台エリアから地下鉄2号線で数駅(約10分)の「センタムシティ」は、ショッピング好きにはたまらないエリアです。
ここのランドマークである「新世界百貨店 センタムシティ店」は、世界最大級の売り場面積としてギネスにも認定され、ギネスブックにも載りました。
高級ブランドからカジュアルウェア、韓国コスメ、大型書店まで何でも揃いますが、観光客に嬉しいのは地下の食品売り場です。
先ほど紹介した「新世界スパランド」もこの百貨店の中にあるので、スパでリラックスした後に、デパ地下で高級感のある韓国海苔やお菓子、キムチなどのお土産を買うのが、無駄のないスマートな動線です。
免税手続きもお忘れなく
百貨店なら、その場で即時還付(タックスリファンド)を受けられるカウンターがある場合も多いです。買い物の際はパスポートを忘れずに持参してくださいね。


釜山駅からの行き方と所要時間


らくたびKOREA(イメージ)
日本から飛行機で金海空港に着いた場合や、ソウルなどからKTXで釜山駅に到着した場合、海雲台までは少し距離があります。



特に釜山駅からの主な移動手段を比較してみました。
| 移動手段 | 所要時間(目安) | 料金(目安) | 特徴 |
| 急行バス(1003番) | 約50~60分 | 約2,000ウォン | 乗り換えなしで座っていける。海沿いを走る景色が良いが、渋滞の影響を受けやすい。 |
| 地下鉄(1号線→2号線) | 約50分 | 約1,700ウォン | 西面駅で乗り換えが必要で少し面倒だが、時間が正確。 |
| タクシー | 約30~50分 | 約20,000ウォン~ | 荷物が多い場合や3人以上の旅行ならコスパ良し。ドア・ツー・ドアで一番楽。 |
アドバイス
週末の夕方などは道路が非常に混雑するため、時間が読める地下鉄を利用するのが無難です。逆に荷物が大きくて大変な場合は、ホテルの前まで行ってくれるタクシーがやっぱり便利ですね。




海雲台の治安とおすすめホテル情報


らくたびKOREA(イメージ)
初めての釜山旅行だと治安が心配かもしれませんが、結論から言うと海雲台エリアは釜山の中でも特に治安が良いエリアとして知られています。
高級リゾート地であり、夜遅くまで多くの観光客や地元の人で賑わっているので、メインストリートやビーチ周辺なら女性のみの旅行でも安心して歩くことができます。
ホテルの選び方のポイント
- リゾート重視:
ビーチ沿いの「パラダイスホテル」や「シグニエル釜山」などのオーシャンビューホテル。部屋から海が見える贅沢な体験ができます。 - コスパ・利便性重視:
海雲台駅周辺の「東横イン」や「ラマダアンコール」などのビジネスホテル。清潔でアクセスも良く、価格も抑えられます。
夜は屋台で食べるのも楽しいですが、疲れている時はホテルでゆっくり過ごすのも良いですよね。韓国は出前文化が発達しているので、ホテルの部屋でチキンなどを頼んでパーティをするのも楽しい思い出になりますよ。


治安に関する注意点
海雲台は安全ですが、釜山駅周辺の「テキサスストリート」や南浦洞の路地裏などは、夜になると少し雰囲気が変わり、治安があまり良くない場所もあります。
他のエリアから夜遅くに海雲台へ戻る際は、大通りを通るかタクシーを使うなど、最低限の注意は忘れないでくださいね。
最高の海雲台観光モデルコースまとめ
今回は、釜山旅行で絶対に外せない「海雲台の観光モデルコース」について詳しくご紹介しました。
どこまでも続く白いビーチ、おしゃれなオーシャンビューカフェ、市場の活気あるグルメ、そして水面に揺らめく煌びやかな夜景。海雲台には、旅に求めたい醍醐味がすべて詰まっています。
1泊2日でゆっくりとリゾート気分を味わうのも、半日で主要スポットを効率よく回るのも、あなたの旅のスタイル次第で自由に楽しめます。



ぜひこの記事を参考に、あなただけの素敵な海雲台旅行の計画を立ててみてくださいね。
釜山の心地よい海風を感じながら過ごす時間は、きっと忘れられない特別な思い出になるはずです。
※記事内の料金や時刻表などの情報は執筆時点のものです。最新かつ正確な情報は、必ず各公式サイト等でご確認ください。








