釜山旅行の玄関口、金海(キメ)国際空港。フライトまでの待ち時間や乗り継ぎの合間に、どう過ごせばよいか迷った経験はありませんか。
この記事では、釜山空港での有意義な過ごし方について、知っておくべき基本情報とアクセス方法から、ターミナル内の各フロアガイド、便利な両替所の情報、そして快適なラウンジの利用方法まで、あらゆる角度から詳しく解説します。
さらに、空港内で楽しめる美味しいご飯や人気のお土産情報、乗り継ぎ時間にリフレッシュできるマッサージの情報にも触れていきます。加えて、旅行者にとって重要な免税品の受取場所やタックスリファンドの手続き、国内線と国際線へのスムーズな乗り換え方法についても網羅的にご紹介します。
shin空港での時間を無駄にせず、旅行の最後まで楽しむために情報を事前にチェックしておきましょう。
- 空港内のレストランや免税店、ラウンジなどの施設がわかる
- 国際線と国内線のスムーズな乗り継ぎ方法がわかる
- お得な両替やタックスリファンドの手順がわかる
- フライトまでの待ち時間を有効活用する具体的な方法がわかる
金海国際空港を使うときに、チェックしておくと安心なこと
・空港ラウンジでゆっくり過ごしたい
・ホテルや市内から、荷物を持たずに移動したい
・フライト前後の空き時間に、ちょっとだけ釜山市内を観光したい
・カカオTや地図アプリをストレスなく使いたい
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これらを先におさえておくと、金海国際空港での待ち時間や移動がかなりラクになります。
釜山空港での過ごし方:空港施設を使いこなす
- 釜山空港の基本情報と市内からのアクセス
- ターミナルの各フロアをガイド
- 再両替スポットを紹介
- 国内線⇔国際線の乗り換え方法
- 空港で食べられる美味しいご飯
釜山空港の基本情報と市内からのアクセス


らくたびKOREA(イメージ)
釜山金海国際空港(PUS)は、釜山市中心部から西に位置する空の玄関口です。日本への帰国便を利用する際、市内(西面・海雲台など)から空港へのアクセスは主に3つの方法があります。
フライトの時間や荷物の量に合わせて、最適な移動手段を選びましょう。
一つ目は、時間が正確で渋滞知らずの「釜山-金海軽電鉄」です。
沙上(ササン)駅で地下鉄2号線から乗り換えて空港駅へ向かいます。夕方のラッシュ時など、道路の混雑が予想される時間帯でも、電車なら時間が読めるため「飛行機に乗り遅れる心配」が最も少ないのがメリットです。
二つ目は、主要ホテル近くから乗れる「リムジンバス」です。
2025年7月に運行が再開され、西面・釜山駅方面と海雲台方面の2路線があります。
大きなスーツケースをトランクに預けて座って移動できるため、乗り換えの階段移動がなく非常に楽です。ただし、道路状況により到着時間が前後するため、時間には余裕を持つ必要があります。
三つ目は、ホテルからドア・ツー・ドアで移動できる「タクシー」です。
荷物が多い場合や、家族連れでの移動に最適です。配車アプリ「カカオタクシー」を使えば、行き先を韓国語で伝えなくてもスムーズに空港まで送ってもらえます。





それぞれの特徴をまとめましたので、帰国日のスケジュールの参考にしてください。
市内から空港へのアクセス比較表
| 交通手段 | 所要時間目安 (西面/海雲台発) | 料金目安 | 特徴(帰国時のメリット・デメリット) |
| 釜山-金海軽電鉄 (+地下鉄) | 西面:約30分 海雲台:約60分 | 西面 :2,200ウォン 海雲台:2,400ウォン | メリット:時間が正確。渋滞がないのでフライトに遅れるリスクが低い。 デメリット:沙上駅などでの乗り換えが必要。重い荷物を持っての移動が大変。 |
| 空港リムジンバス | 西面:約45分~ 海雲台:約60~70分 | 西面線:7,500W 海雲台線:9,500W | メリット:荷物を預けて座って移動できる。乗り換えなしで楽。 デメリット:交通渋滞に巻き込まれる可能性がある。満席だと乗れない場合がある。 |
| タクシー | 西面:約30~40分 海雲台:約50~60分 | 西面:約1.8万W~ 海雲台:約2.5万W~ | メリット:ホテルから直接行けるので一番楽。複数人なら割安。 デメリット:料金が高い。夕方は渋滞のリスクがある(時間は余裕を持って)。 |
※料金や所要時間は2025年8月時点の目安です。交通状況により変動します。
【帰国日】重いスーツケースを持ち歩かない裏技
帰国日、ホテルのチェックアウトは午前中ですが、フライトは夕方…という場合、重い荷物をどうしていますか?
ガラガラと持ち歩いて観光するのは大変ですし、わざわざホテルへ荷物を取りに戻るのも時間がもったいないですよね。



そんな時は、ホテルから空港へ荷物を送ってしまう「配送サービス」が便利です。
朝、ホテルのフロントに荷物を預けるだけで、受け取りは空港でOK。最終日も空港に向かう直前まで、西面(ソミョン)でのショッピングやカフェ巡りを手ぶらで満喫できますよ。
最終日は手ぶらで空港へ!
ターミナルの各フロアをガイド


らくたびKOREA(イメージ)
金海国際空港を快適に利用するためには、各ターミナルのフロア構成を把握しておくことが大切です。国際線と国内線で建物が分かれているため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
国際線ターミナル
国際線ターミナルは3階建ての構造になっています。
- 1階:到着ロビーです。
入国審査を終えた旅行者を迎えるフロアで、銀行やコンビニ、総合案内所、市内へ向かうバスのチケットカウンターなどが配置されています。 - 2階:出発ロビーとなります。
航空会社のチェックインカウンターが並び、手荷物検査場や出国審査場への入り口があります。出国審査後には、免税店や飲食店が広がっています。 - 3階:ラウンジやカフェ、レストランが集まるフロアです。
出発までの時間をゆったりと過ごしたい場合に利用します。
国内線ターミナル
国内線ターミナルも同様に複数のフロアで構成されています。
- 1階:到着フロアで、手荷物受取所や総合案内所があります。
- 2階:出発フロアです。チェックインカウンターや保安検査場が設置されています。
- 3階:フードコートやレストラン、カフェなどがあり、食事を楽しむことができます。
両ターミナル間は徒歩で約15分ほどの距離ですが、荷物が多い場合は10分間隔で運行している無料の空港循環バスを利用するのが便利です。
再両替スポットを紹介
韓国ウォンが余ってしまった場合、空港で日本円に再両替することができます。ただ、両替場所によってレートが異なるため、少しでもお得に両替したい方は事前に情報を確認しておくことをおすすめします。
空港内で再両替を行う場合、国際線ターミナルの1階にある「BNK釜山銀行」が利用可能です。
空港内の施設なので移動の手間がなく、セキュリティ面で安心できるのが大きなメリットです。しかし、一般的に空港内の銀行は市中の両替所に比べてレートが不利になる傾向があります。
もし時間に余裕があり、より良いレートを求めるのであれば、一度空港の建物を出て、釜山-金海軽電鉄の釜山空港駅構内にある『MONEY BOX』という両替所を検討する価値があります。
こちらは空港内の銀行よりも有利なレートを提示していることが多いと言われています。
注意点として、どちらの場所で両替する場合でも、パスポートの提示を求められることがほとんどです。再両替を予定している方は、忘れずにパスポートを携帯してください。



韓国ウォンがけっこう余ってしまった場合は、事前に釜山市内で両替をしておくことをおすすめします。
国内線⇔国際線の乗り換え方法


らくたびKOREA(イメージ)
金海国際空港は、韓国国内の移動やアジア各地への乗り継ぎ拠点としても利用されます。乗り換えのパターンによって手順が異なるため、あらかじめ流れを把握しておくと安心です。
国際線から国際線への乗り継ぎ
この場合の乗り継ぎは比較的シンプルです。飛行機を降りたら、「乗り継ぎ(Transfer)」の案内に従って進みます。韓国への入国審査は不要ですが、乗り継ぎ用のセキュリティチェックを受ける必要があります。
預けた手荷物は、最終目的地まで運ばれることがほとんどですが、航空会社によっては一度受け取る必要があるので、利用する航空会社に事前に確認しておくと良いでしょう。
国際線から国内線への乗り継ぎ
日本から釜山を経由して済州(チェジュ)島などへ向かう場合は、このパターンに該当します。
国際線から国内線へ乗り換える際は、一度韓国に入国する手続きが必要です。
- 国際線ターミナルで入国審査を受ける
- 預けた手荷物をピックアップする
- 税関検査を通過する
- 国内線ターミナルへ移動する
- 利用する航空会社のカウンターで再度チェックインし、手荷物を預ける このプロセスには時間がかかるため、乗り継ぎ時間には最低でも2時間程度の余裕を見ておくことをお勧めします。
前述の通り、ターミナル間の移動は徒歩または無料の循環バスを利用します。



日本から釜山を経由して済州島へ向かう場合は、国際線から国内線への乗り継ぎに時間の余裕が必要です。
済州島での過ごし方や、どのエリアに泊まるかを先にイメージしておくと、乗り継ぎ時間の取り方も決めやすくなります。


空港で食べられる美味しいご飯
フライト前の腹ごしらえや、韓国最後の食事を楽しむために、金海国際空港には多様な飲食店が揃っています。
コンパクトながらも、本格的な韓国料理から手軽なカフェメニュー、ラーメンまで、その時の気分や時間に合わせて選べるのが魅力です。特に出国審査後の制限エリア内にある店舗を知っておくと、搭乗までの時間を有効に活用できます。
ハンワダム ソバン(한와담 소반)- 本格韓国料理の食べ納め


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韓国での最後の食事にふさわしい、本格的な韓国料理を味わいたいなら「ハンワダム ソバン」が最適です。
2024年7月にオープンした比較的新しいこのレストランは、出国審査後の制限エリア内にあるため、搭乗直前までゆっくりと食事を楽しめます。 店内は落ち着いた雰囲気で、メニューはカルビクッパ(スープご飯)やカルグクス(韓国風うどん)、冷麺など、韓国を代表する料理が揃っています。
価格帯は一品あたり13,000ウォンから15,000ウォン程度。空港内のレストランとしては標準的な価格設定で、質の高い料理を提供しています。帰国前に本場の味を惜しみなく堪能したい方におすすめです。
KOREAN RAMYUN BAR – 新感覚のラーメン体験


らくたびKOREA(イメージ)
同じく出国後の制限エリアにあり、気軽に韓国の味を楽しめるのが「KOREAN RAMYUN BAR」です。
ここは、様々な種類の韓国インスタントラーメン(ラミョン)を味わえるユニークなコンセプトのお店。好きなラーメンを選んで、セルフで調理するスタイルが人気を集めています。
ただのラーメンバーではなく、トッピングを追加して自分好みにカスタマイズできるのも楽しみの一つ。
韓国ならではの多彩なラーメンを手軽に、そして温かい状態で食べられるため、小腹が空いた時や、ユニークな食体験をしたい方にぴったりのスポットです。
フレイバー6エアリアル(FLAVOUR 6 AERIAL)- 多様な日本食が揃うフードコート


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韓国料理以外の選択肢を求めるなら、出国後エリアにあるフードコート「フレイバー6エアリアル」が良いでしょう。
ここは主に日本食を提供する店舗が集まっており、うどんや蕎麦、牛丼、寿司など、日本人にとって馴染み深いメニューが並びます。 価格はエビフライうどんが10,000ウォン、牛丼が12,000ウォン程度と、空港内の食事としては手頃な部類に入ります。
広々とした座席エリアが確保されているため、グループや家族でも利用しやすいのが特徴です。韓国料理は市内で満喫したという方や、あっさりしたものが食べたい時に重宝する存在と言えます。
Angel-in-us coffee – 待ち時間に最適な人気カフェ


らくたびKOREA(イメージ)
韓国の人気コーヒーチェーン「Angel-in-us coffee」は、空港内の複数箇所(国際線ターミナル2階と3階など)に店舗を構えており、利便性の高いカフェです。
出国前後のどちらのエリアでも利用できるため、待ち合わせや少しの休憩に最適です。 定番のアメリカーノやラテはもちろん、季節限定のドリンクやスイーツも充実しています。また、コーヒーだけでなく、新鮮なサンドイッチやベーグル、ペストリーといった軽食メニューも豊富に揃っているのが嬉しいポイント。
価格はサンドイッチ類が6,500ウォンから。フライト前の小腹を満たしたり、美味しいコーヒーで一息ついたりするのに最適な空間です。



Angel-in-us coffeeで飲んだ「オレンジジュース」がさっぱりして美味しかったです!
釜山空港の過ごし方:出発前の有効活用ガイド
- 人気のお土産が買える免税店
- ラウンジの利用方法とサービス
- フライト前にリフレッシュ
- 市内で買った免税品の受取場所
- タックスリファンドの手続き方法
人気のお土産が買える免税店


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帰国前のお土産探しは、旅行の大きな楽しみの一つです。金海国際空港の国際線ターミナル2階(出国後エリア)には「ロッテ免税店」があり、ショッピングを満喫できます。
ここでは、シャネルやディオールといった海外の有名化粧品ブランドから、雪花秀(ソルファス)やDr.Jart+などの人気の韓国コスメまで、幅広い品揃えが魅力です。
また、ファッション雑貨やアクセサリー、お酒、タバコなども取り扱っています。
韓国のりのような定番の食品土産も購入できますが、市内のスーパーマーケットなどと比較すると価格は割高になる傾向があるため、価格を重視する方は市内で購入を済ませておくのが賢明です。
ここで注意したいのは、韓国コスメの買い物で人気の「オリーブヤング」の単独店舗は、2025年8月現在、金海国際空港内にはないという点です。ロッテ免税店内で一部の人気ブランドは取り扱っていますが、品揃えは限られます。
お菓子などのばらまき土産を探すなら、制限エリア内のコンビニ「CU」も便利です。特に、日本では手に入りにくいフレーバーの辛ラーメン「Toomba(トゥーンバ)」などは、ユニークなお土産として喜ばれるかもしれません。
ラウンジの利用方法とサービス


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フライトまでの待ち時間を静かで快適な空間で過ごしたい方には、空港ラウンジの利用がおすすめです。金海国際空港には、国際線と国内線の両ターミナルに複数のラウンジが設置されています。
国際線ターミナルには、以下の3つのラウンジがあります。
| ラウンジ名 | 場所 | 営業時間(目安) | 主な利用条件 | 特徴 |
| SKY HUB LOUNGE | 2階 ゲート9と10の間 | 6:30~21:30 | プライオリティパス、提携クレジットカード、有料入場(39米ドル) | ビュッフェ形式の温かい食事が充実。座席エリアも広く快適。 |
| KAL Lounge | 3階 | 5:50~20:00 | 大韓航空等のビジネスクラス以上、スカイチーム上級会員、プライオリティパス等 | 軽食やドリンクを提供。落ち着いた雰囲気。 |
| Air Busan Lounge | 3階 | 6:00~22:00 | エアプサン利用者、プライオリティパス、有料入場(3万ウォン) | シンプルでモダンな空間。アルコール類や軽食が楽しめる。 |
これらのラウンジは、特定の航空会社の上級クラス利用者や、プライオリティパスなどの会員資格を持つ方が主な対象ですが、「SKY HUB LOUNGE」や「Air Busan Lounge」のように、料金を支払えば誰でも利用できるラウンジもあります。
一方、国内線ターミナルには「KAL Lounge」と「BNK VIP Lounge」の2つがあり、主に国内線利用者が搭乗までの時間を過ごすために利用します。
【裏技】搭乗待ちの時間は「Sky Hub Lounge」が最強
正直なところ、金海空港の搭乗ゲート付近はベンチが少なく、常に混雑しています。
そこで私が強くおすすめするのが、「Sky Hub Lounge(スカイハブラウンジ)」の利用です。
ここはプライオリティ・パスがなくても、入場券を購入すれば誰でも入れます。生ビールやハイボールが飲み放題、ホットミール(プルコギやビビンバ)も食べ放題。
混雑したベンチで疲れを溜めるより、ラウンジで優雅に最後の韓国料理とお酒を楽しむ方が、旅の締めくくりとして最高です。



当日カウンターで払うと約5,800円(39ドル)かかりますが、Klookで事前購入すれば約3,000円台と、40%近く安くなります。
当日購入より約40%お得!
フライト前にリフレッシュ


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長時間のフライト前や、観光で歩き疲れた後に体を癒したいと考える方は多いでしょう。
金海国際空港には、そうしたニーズに応える素晴らしいリラクゼーション施設があります。専門的な全身マッサージ店はありませんが、出国審査後の制限エリア内に「Nail & FOOT SPA」が設置されており、フライト直前まで旅の疲れを癒やすことが可能です。
この施設は、国際線ターミナル内で営業しており、主にフットケアとネイルサービスを提供しています。
特に旅行者から人気を集めているのがフットスパやフットマッサージのメニューです。専門のスタッフによる施術は、足のむくみや疲れを効果的に和らげてくれます。
飛行機に乗る前に血行を促進しておくことで、機内での時間をより快適に過ごす助けとなるでしょう。
また、時間があればネイルケアのサービスを受けるのもおすすめです。ハンドケアやペディキュアなど、短い時間で完了するメニューも用意されているため、搭乗までの時間を有効活用して身だしなみを整えることができます。
制限エリア内にあるため、一度利用すれば再度保安検査を受ける必要がなく、搭乗時間ぎりぎりまでリラックスできるのが最大のメリットです。
営業時間は朝7時から夜21時頃までと長く、ほとんどのフライト利用者が立ち寄ることができます。



釜山旅行の締めくくりに、少し贅沢なリフレッシュタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
\フライト前にあると快適な機内グッズ/
長時間フライトの前にフットマッサージやネイルケアで体を整えておくと、機内でもかなりラクに過ごせますが、ちょっとしたアイテムを持っていくだけでも快適さが変わります。
私が韓国旅行のときに「持ってきてよかった」と感じた、機内で役立つグッズをピックアップしました。
着圧ソックス
機内用ネックピロー
折りたたみスリッパ
市内で買った免税品の受取場所


らくたびKOREA(イメージ)
釜山市内にある免税店、例えば西面(ソミョン)のロッテ免税店などで購入した商品は、その場では受け取らず、出国手続きを終えた後に空港内の専用カウンターで受け取る仕組みになっています。
この方法で購入した旅行者は、帰国時にスムーズに免税品を引き取ることができます。
免税品の受け取りカウンター(Duty Free Pick-up)は、金海国際空港の国際線ターミナルで出国審査を通過した後の制限エリア内にあります。
具体的な場所は、12番搭乗ゲートの近くです。フロアの案内表示に従って進めば、簡単に見つけることができます。
カウンターでの受け取り手続きは非常にシンプルですが、以下の3点を必ず準備してください。これらが揃っていないと、商品の受け取りができないため注意が必要です。
- パスポート
- 搭乗券
- 商品購入時に受け取った引換券(レシート)
カウンターではご自身の引換券を確認し、該当する窓口で上記の3点を提示してください。スタッフが確認後、梱包された商品を渡してくれます。
一点、重要な注意点があります。受け取った商品は特殊な袋で厳重に封がされています。特に液体物(化粧品や香水など)が含まれる場合、乗り継ぎがある方は最終目的地に到着するまで絶対に開封しないでください。
乗り継ぎ先の空港で再度保安検査を受ける際に、開封されていると液体物の持ち込み制限に抵触し、商品を没収されてしまう可能性があります。
タックスリファンドの手続き方法


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韓国で「TAX FREE」の表示がある店舗で一定金額以上の買い物をした場合、出国時に消費税などが払い戻される事後免税制度(タックスリファンド)を利用できます。金海国際空港での手続きは、主にキオスク(自動化機)で行うため、手順を覚えておくとスムーズです。
手続きの基本的な流れは以下の通りです。
1. 市内での準備
「TAX FREE」加盟店で15,000ウォン以上の買い物をした際に、パスポートを提示して「リファンドチェック(免税書類)」を発行してもらいます。
2. 空港での手続き(出国前)
国際線ターミナル2階の出発フロア、Bカウンター付近にあるタックスリファンドのキオスクへ向かいます。
ここでパスポートと発行された免税書類をすべてスキャンします。
スキャン後、画面に「◯」が表示されれば税関検査は不要です。「×」が表示された場合は、近くの税関カウンターで購入品と書類を提示し、スタンプをもらう必要があります。
3. 還付金の受け取り(出国後)
出国審査を終えた後、搭乗フロアの4番ゲート付近にある専用カウンターで現金(ウォン)を受け取ります。クレジットカードへの払い戻しを選択することも可能です。
注意点として、キオスクは混雑することが多く、時間帯によっては長い列ができます。
また、機械がフリーズするなどのトラブルも考えられます。還付額が大きい場合や手続きに不安がある方は、時間に十分な余裕を持って空港に到着することが大切です。


賢い釜山空港の過ごし方まとめ
この記事のポイントをまとめました。
- 釜山金海国際空港は国際線と国内線のターミナルがある
- 市内へは金海軽電鉄やリムジンバス、タクシーでアクセス可能
- リムジンバスは2025年7月31日から運行を再開
- 両替は空港駅のMONEY BOXの方がレートが良い傾向
- 再両替は空港内銀行も利用できるがレートに注意
- 国際線から国内線への乗り継ぎは一度入国が必要
- ターミナル間の移動は無料循環バスが便利
- 食事は制限エリア内外にレストランやフードコートがある
- お土産はロッテ免税店のほかコンビニでも購入できる
- 空港内にオリーブヤングの単独店舗はない
- ラウンジは国際線に3ヶ所、国内線に2ヶ所設置されている
- ラウンジは有料で利用可能な場合がある
- 市内免税店で購入した品は出国後のカウンターで受け取る
- タックスリファンドは空港のキオスクでの手続きが必要
- 手続きには時間がかかるため早めに空港へ到着すると安心








