ソウル旅行で定番の観光スポット「広蔵市場」、一体何時まで営業しているのか、正確な情報を知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、広蔵市場の基本情報である読み方はもちろん、エリアごとに異なる営業時間や休みの情報、そして最寄り駅からの場所と具体的な行き方を詳しく解説します。
さらに、多くの人が気になる東大門から広蔵市場の行き方についても、徒歩でのルートをご紹介。人気のユッケミシュラン掲載店や、本物の元祖麻薬キンパを味わうための情報、活気あふれる食べ歩きグルメも余すところなく網羅しました。
ショッピングを楽しみたい方のために人気のノースフェイスへの行き方や、旅行に便利なWOWPASSは使えるのかという支払い事情、実際に訪れた人々のレビューまで、あなたの疑問に全てお答えします。

この記事を参考にして、賑わいを見せる人気の「広蔵市場」に是非足を運んでみて下さい!
- 広蔵市場のエリアごとの正確な営業時間や定休日
- 電車や徒歩での具体的なアクセス方法
- ユッケや麻薬キンパなど必食グルメのおすすめ店
- 人気のノースフェイスでの買い物や支払い方法に関する情報
広蔵市場は何時まで営業してる?基本情報とアクセス
- 広蔵市場とは?読み方は?
- 営業時間や休みをチェック
- 広蔵市場の場所と行き方
- 東大門から広蔵市場の行き方
- WOWPASSは使える?支払い方法をチェック
広蔵市場とは?読み方は?


らくたびKOREA(イメージ)
広蔵市場は、100年以上の歴史を誇るソウルで最も古い常設市場の一つです。韓国語では「광장시장」と表記し、その読み方は「クァンジャンシジャン」となります。歴史が深いだけでなく、約5,000もの店舗がひしめき合うその規模は、ソウル最大級とも言われています。
この市場の最大の魅力は、古き良き韓国の活気と熱気が今なお色濃く残っている点にあります。食材や衣料品、雑貨などを扱う一般商店はもちろん、特に有名なのが中央に位置する「うまいもん通り」です。
ここでは、所狭しと並ぶ屋台で様々な韓国グルメを味わうことができ、地元の人々から観光客まで、常に多くの人で賑わいを見せています。



「広蔵市場に無いものは無い」と言われるほど多種多様な品揃えで、グルメだけでなくショッピングも楽しめるため、韓国の文化を肌で感じたい方には必見のスポットです。
営業時間や休みをチェック


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広蔵市場の営業時間は、エリアや店舗の種類によって大きく異なるため、訪問前に目的のお店の情報を確認することが大切です。市場全体の公式な営業時間はありますが、あくまで目安と捉えるのが良いでしょう。
エリア・店舗種別 | 営業時間(目安) | 備考 |
一般商店街 | 9:00~19:00 | 生地、韓服、雑貨など |
うまいもん通り(屋台) | 10:00~22:00頃 | 店舗による差が大きい。朝早くから開ける店もある |
ヴィンテージ衣類 | 10:00~19:00 | 2階に位置する古着市場 |
市場としての公式な定休日は日曜日ですが、これは主に一般商店街に適用されます。観光客に人気の「うまいもん通り」の屋台は、日曜日でも半数以上が営業しており、週末でも十分にグルメを楽しむことが可能です。
ただし、店舗によっては平日を休みにしたり、臨時休業したりすることも少なくありません。
また、旧正月(ソルラル)や秋夕(チュソク)の連休期間は、多くの店が休みになるため注意が必要です。
訪問したいお店が決まっている場合は、事前にSNSなどで営業情報を確認することをおすすめします。
広蔵市場の場所と行き方


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広蔵市場はソウルの中心部、鐘路(チョンノ)エリアに位置しており、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。最も一般的な行き方は地下鉄を利用する方法です。
地下鉄でのアクセス
- 地下鉄1号線「鐘路5街(チョンノオーガ)駅」
- 7番・8番出口から出ると、市場のゲートがすぐ目の前にあります。特に8番出口は「うまいもん通り」の北側入口に近くて便利です。また、駅直結の地下商店街を通って、9番・10番出口から地上に出ると、雨の日でも濡れずに市場の中心部に入れます。
- 地下鉄5号線「乙支路4街(ウルチロサーガ)駅」
- 4番出口から出て北へ約3分歩くと、市場の西側入口に到着します。後述するノースフェイスのアウトレット店へ行く場合は、この駅が最寄りです。
注意点:大きな荷物について
市場内は道が狭く、常に多くの人で混雑しているため、スーツケースなどの大きな荷物を持っての散策は困難です。鐘路5街駅の改札近くにはコインロッカーが設置されているので、荷物がある場合は預けてから訪れるのが賢明でしょう。
東大門から広蔵市場の行き方
ファッションビルが立ち並ぶ東大門(トンデムン)エリアと広蔵市場は非常に近く、徒歩での移動が十分に可能です。ショッピングを楽しんだ後に、市場でグルメを味わうという観光プランも人気があります。
具体的なルートとしては、東大門のランドマークである「doota!」などを背にして、西に流れる清渓川(チョンゲチョン)という小川に沿って歩くのが最も分かりやすいでしょう。
川沿いの遊歩道を歩いていると、約800メートル、時間にして15分ほどで広蔵市場の南側の入口に到着します。道のりは平坦で、川の流れやソウルの街並みを眺めながら散策できるため、気持ちの良いルートです。
夜にはライトアップされるため、また違った雰囲気を楽しむことができます。
WOWPASSは使える?支払い方法をチェック


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広蔵市場での支払い方法は、店舗の形態によって異なります。事前に支払い方法について理解しておくと、スムーズに買い物や食事を楽しめます。
クレジットカード・WOWPASSの利用
店舗型の食堂や、衣料品店、お土産物店など、しっかりとした店舗を構えているお店の多くでは、クレジットカードが利用可能です。外国人観光客向けのプリペイドカードであるWOWPASSも、基本的にはクレジットカードが使えるお店であれば同様に使用できます。
しかし、注意が必要なのは「うまいもん通り」の屋台です。屋台ではカード決済端末を導入していない店がまだ多く、現金(ウォン)のみの支払いとなるケースが一般的です。



せっかく食べたいものを見つけても現金がなくて諦める、ということがないように、ある程度の現金は必ず用意しておきましょう。
現金の準備がおすすめ
以上のことから、広蔵市場を訪れる際は、クレジットカードやWOWPASSと合わせて、少額紙幣や硬貨を含む韓国ウォンの現金を持参することを強く推奨します。
特に、食べ歩きを楽しみたい場合は現金が必須と言えるでしょう。市場周辺には両替所もありますが、レートや手間を考えると、事前に用意しておくのが安心です。
広蔵市場は何時まで?人気グルメとお店
- 人気のユッケミシュラン掲載店
- 元祖麻薬キンパで本物を味わう
- 食べ歩きにおすすめのグルメ
- 人気のノースフェイスへの行き方
- 広蔵市場のレビューと口コミ
人気のユッケミシュラン掲載店
東大門市場ででユッケ食べるならここがおすすめです!プチョンユッケです!
— HaNe (@0358uu) July 25, 2025
お肉が新鮮で本当に美味しかった😭🤍今回の韓国旅行で食べたものでナンバーワンかもしれません…!有名なお店だけあります。平日の19:30くらいに行きましたが並ばずすぐ食べられました! pic.twitter.com/UIvBJNxBsu
広蔵市場のグルメの中でも、絶対に外せないのが新鮮なユッケです。市場内にはユッケ専門店が集まる「ユッケ通り」があり、中でも特に高い知名度と人気を誇るのが「プチョンユッケ」です。
このお店は、2017年から連続でミシュランガイドの「ビブグルマン」(価格以上の満足感が得られる料理)に選出され続けている名店として知られています。その評価は国内外に広まっており、食事時には常に長い行列ができることで有名です。
看板メニューは、梨の千切りと卵黄が乗った「ユッケ」。特製のタレで和えられた新鮮な牛肉は、口の中でとろけるような柔らかさと濃厚な旨みが特徴です。
また、新鮮なテナガダコを細かく刻んでユッケと合わせた「ユッケナクチタンタンイ」も人気メニューの一つで、日本ではなかなか味わえない珍味として多くの人が注文します。
行列を避けるには、食事のピークタイムである昼(12時~13時)や夜(18時~20時)を避けて、平日の15時~17時頃を狙って訪れるのがおすすめです。
元祖麻薬キンパで本物を味わう
【モニョキムパッ】#広蔵市場(クァンジャンシジャン)の屋台通り中央にある赤い看板のお店は、市場のミニキムパッの元祖店!ほかにもチヂミやトッポッキ、ユッケビビンバなど、市場グルメが何でも食べらます😋
— 韓国旅行「コネスト」 (@konest) June 6, 2025
▶️つづきを読むhttps://t.co/SyHzX77QJw pic.twitter.com/reMQ8yqTOu
「麻薬キンパ」という、一度聞いたら忘れられない名前のこの海苔巻きも、広蔵市場を代表する名物グルメです。その名の由来は、一度食べると病みつきになる中毒性のある美味しさから来ています。
この麻薬キンパの元祖として知られているのが「モニョキムパッ」というお店です。細めの海苔巻きの中には、人参、ほうれん草、たくあんといったシンプルな具材しか入っていませんが、ごま油の香ばしい風味と絶妙な塩加減が後を引きます。
最大の特徴は、添えられている特製のからし醤油ソースです。このピリッとした刺激のあるソースにディップして食べることで、シンプルなキンパの味が劇的に引き立ち、まさに「麻薬」的な美味しさを体験できます。
市場内の人通りが多い交差点に大きな2号店がありますが、元々は細い路地で営業していた屋台が本店(1号店)です。本場の雰囲気をより味わいたい方は、路地裏の1号店を探してみるのも楽しいでしょう。
食べ歩きにおすすめのグルメ


らくたびKOREA(イメージ)
広蔵市場は、活気ある雰囲気の中で様々なグルメを食べ歩きできるのが醍醐味です。ユッケや麻薬キンパ以外にも、絶対に試してほしいおすすめのグルメが数多くあります。
ピンデトッ(緑豆チヂミ)
緑豆を石臼で挽いて生地を作り、たっぷりの油で揚げ焼きにしたチヂミです。
市場の有名店「スニネピンデトッ」では、外はカリカリ、中はふんわりとした食感の絶品ピンデトッが味わえます。玉ねぎの入った醤油ダレにつけて食べるのが定番で、マッコリとの相性も抜群です。
チャッサルクァベギ(もち米ツイストドーナツ)
【注目のお店】広蔵市場チャッサルクァベギ
— 韓国旅行「コネスト」 (@konest) February 14, 2024
食べてみたかった こちらのお店クァベキ😊👏
常に作り続け 揚げたてをどんどん販売してるので 熱々が購入できます。
表面はかリッと揚がってまして、でも噛んだ瞬間はモッチリしてます。 『カリッ。モッチリ』
🔽詳細を見るhttps://t.co/XmuweMaaYI pic.twitter.com/BpOx1D3cfk
市場の北側ゲート近くにある行列店で、もち米を使ったツイストドーナツが食べられます。揚げたてのドーナツは、外はサクッ、中は驚くほどモチモチとした食感が特徴です。素朴な甘さで、食べ歩きのおやつにぴったりです。
ホットク
屋台スイーツの定番であるホットクも人気です。広蔵市場のホットクは、他と比べてサイズが大きく、中に黒糖やナッツがたっぷり入っているのが特徴。揚げたてアツアツの状態で提供され、寒い日には特におすすめです。



これらのグルメは比較的リーズナブルな価格で楽しめるため、色々な種類を少しずつ試しながら市場を散策するのがおすすめです。
人気のノースフェイスへの行き方
【広蔵市場のノースフェイス】#広蔵市場(クァンジャンシジャン)の西側にある #ノースフェイス のショップには行きましたか?直営店なんですが、傷や汚れがある「訳アリ商品」を安く販売しているショップなんですよ⛰️
— 韓国旅行「コネスト」 (@konest) June 19, 2025
▶️つづきを読むhttps://t.co/yxs0XgQjMD pic.twitter.com/1MyekUbz2K
広蔵市場はグルメだけでなく、意外なショッピングスポットとしても注目されています。その一つが、「THE NORTH FACE MARKET 礼智洞店」です。
この店舗はノースフェイスの直営店ですが、通常のアウトレットとは異なり、生産過程で生じたわずかな傷や汚れ、ほつれなどがある「訳あり商品」を専門に扱っています。そのため、定価よりも大幅に安い価格で商品を購入できる可能性があります。
場所は市場の西側、地下鉄5号線「乙支路4街駅」4番出口から歩いて約3分の、少し分かりにくい細い路地にあります。うまいもん通りの賑やかなエリアとは雰囲気が異なるので、地図アプリなどを活用して向かうのが良いでしょう。
商品はジャケットやダウン、バッグなど多岐にわたりますが、全てが一点ものです。購入する際は、どの部分に訳ありの理由があるのかを自分の目でしっかりと確認し、納得した上で購入することが重要です。



思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれない、宝探しのような感覚で楽しめるお店です。
広蔵市場のレビューと口コミ
広蔵市場は多くの観光客が訪れる人気スポットであり、そのレビューや口コミも様々です。訪れる前に、良い点と注意すべき点の両方を把握しておくと、より快適に市場を楽しめます。
ポジティブなレビュー
多くの人が魅力として挙げるのは、やはりその「活気と雰囲気」です。威勢の良いお店の人の声、美味しそうな匂い、雑多な商品の山など、アジアの市場ならではのエネルギッシュな空気を満喫できる点が高く評価されています。
また、「グルメが美味しくて安い」「日本では食べられないものが体験できる」といった、食に関するポジティブな意見も多数見られます。
注意点に関するレビュー
一方で、注意点として挙げられることもあります。最も多いのが「混雑」で、特に週末や食事時は歩くのも大変なほど混み合います。また、屋台の「衛生面」が気になるという声も一部にはあります。ウェットティッシュなどを持参すると安心です。
ごく稀にですが、観光客向けの価格設定や、意図しない計算間違いなどを心配する声も見受けられます。
対策として、注文する前にメニュー表で料金をしっかり確認することが大切です。ほとんどの屋台では料金が明記されているので、指差しで確認しながら注文すればトラブルは避けられるでしょう。
広蔵市場は何時まで?訪問前の最終確認
広蔵市場への訪問を最大限に楽しむため、最後に重要なポイントをまとめます。
- 広蔵市場の読み方は「クァンジャンシジャン」
- 公式営業時間は午前9時から午後7時頃だが、店舗により大きく異なる
- グルメ屋台は夜10時頃まで、ヴィンテージ古着は夜7時頃までの営業が多い
- 日曜は市場の公式定休日だが、グルメ屋台の多くは営業している
- 旧正月や秋夕の連休は休業する店が多いので注意
- 最寄り駅は地下鉄1号線「鐘路5街駅」で、8番出口が便利
- 地下鉄5号線「乙支路4街駅」も利用可能で、ノースフェイスに近い
- 東大門からは清渓川沿いを歩いて約15分でアクセスできる
- 市場内は混雑するため、スーツケースなどの大きな荷物は駅のロッカーへ
- 食べ歩きを楽しむなら韓国ウォンの現金準備が必須
- 店舗型の店ではクレジットカードやWOWPASSが使える場合が多い
- ユッケの名店「プチョンユッケ」は食事時の行列を覚悟する
- 「モニョキムパッ」の麻薬キンパはからし醤油ソースが味の決め手
- ピンデトッやクァベギなど、食べ歩きグルメも充実している
- 西側にはノースフェイスの訳あり商品専門店がある