こんにちは。らくたびKOREA、運営者の「shin」です。
韓国旅行の最大の楽しみといえば、やはり本場で味わうグルメですよね。その中でも「焼肉」は絶対に外せないメインイベントではないでしょうか。
ドラム缶を囲んで食べるローカルな焼肉も最高ですが、せっかくのソウル旅行、一度くらいは奮発して「最高級の焼肉」を体験してみたいと思いませんか?
ただ、いざ「ソウル 高級 焼肉」と検索してみても、情報の波に溺れてしまいがちです。
「明洞で一番美味しい店はどこ?」「予約はどうすればいいの?」「一人でも入れる高級店はある?」など、疑問は尽きないはず。
特に高級店ともなれば、失敗した時のダメージ(お財布的にも精神的にも)は大きいですから、お店選びは慎重になりますよね。
実は私も、初めてのソウル旅行ではガイドブックに載っている有名店に行くだけで精一杯でした。
しかし、旅行会社での勤務や渡韓を通じて、現地で本当に評価されている「極上の名店」には、明確な選び方の基準があることが分かってきました。
この記事では、現地の食通たちも通うミシュラン掲載店や、予約争奪戦が繰り広げられる話題店を厳選し、ランキング形式でご紹介します。
shin単なるお店の紹介だけでなく、予約の裏技やメニューの選び方まで、私の経験を交えて徹底的にガイドします。
- 現地で人気の高級焼肉店の特徴と魅力
- 韓牛(ハヌ)や希少なYBD豚の楽しみ方
- 予約アプリ「Catchtable」の使い方と攻略法
- 予算や目的で選ぶ失敗しないお店選びの基準
ソウルの高級焼肉ランキングで見逃せない名店


らくたびKOREA(イメージ)
一口に「高級焼肉」と言っても、現在のソウルの焼肉シーンは非常に多様化しています。
伝統と格式を重んじる老舗から、最新の熟成技術を駆使したトレンディな店舗、そして「豚肉」をファインダイニングの域まで高めた革命的なお店まで、そのスタイルは千差万別です。
ここでは、検索意図に合わせて比較検討しやすいよう、それぞれのジャンルで頂点に立つ名店をピックアップしました。「ランキング」というキーワードで探しているあなたが、心から満足できる一軒が必ず見つかるはずです。
ミシュラン掲載の「金豚食堂」で食すYBD豚


らくたびKOREA(イメージ)
まず最初にご紹介するのは、ソウルの焼肉シーンに革命を起こしたと言われる、新堂(シンダン)エリアの「金豚食堂(クムテジシクタン)」です。
「高級焼肉=牛肉」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
しかし、このお店はその固定観念を完全に覆しました。ミシュランガイド・ソウルのビブグルマンに選出され続けている実績が証明するように、ここでは「豚肉」が主役のラグジュアリーな食体験が待っています。



BTSのジョングクをはじめ、数多くのK-POPセレブリティがプライベートで訪れることでも有名ですが、その人気の本質はスター性ではなく、圧倒的な「肉質の良さ」にあります。
希少品種「YBD」がもたらす奇跡の味わい
ここで提供される豚肉は、一般的な白豚とは一線を画す「YBD」と呼ばれる希少な三元豚です。
これは、肉質の優れた「ヨークシャー(Yorkshire)」、柔らかな「バークシャー(Berkshire)」、そして霜降りが美しい「デュロック(Duroc)」を掛け合わせた品種で、韓国国内でも流通量はわずか0.3%と言われています。
実際に食べてみると分かりますが、食感は驚くほどモチモチとしており、噛むたびに溢れ出す肉汁には濃厚な旨味があります。
「金豚」という名の通り、脂身が黄金色に輝いて見えるのも特徴です。決して脂っこくなく、さっぱりとした後味なのにコクがある、という豚肉の理想形を体験できます。
特許取得の清潔な練炭とこだわりの焼き方
金豚食堂のもう一つのこだわりは「熱源」です。
ここではガス火ではなく、特許を取得した清潔な「練炭」を使用しています。練炭特有の強力な火力で一気に焼き上げることで肉汁を閉じ込めつつ、どこか懐かしいスモーキーな薫香を肉にまとわせるのです。
スタッフの方が最初から最後まで完璧な状態で焼いてくれるので、私たちは食べることに集中できます。
特に印象的なのは、肉と一緒に「バジル」を焼いてくれるサービス。
豚の脂の甘みとバジルの爽やかな香りが絶妙にマッチし、いくらでも食べられてしまう危険な美味しさです。
おすすめメニューと楽しみ方
- 本三枚肉(本サムギョプサル):
肋骨がついたままの部位。骨周りの一番美味しい肉を楽しめます。
まずはこれとお塩だけで肉の味を確かめてください。 - 雪花モクサル(肩ロース):
豚肉とは思えないほど美しいサシが入っています。
パサつきがちな部位ですが、ここでは驚くほどジューシーです。 - キムチチゲ:
2時間以上じっくり煮込まれた濃厚なチゲは、もはやサイドメニューではなく主役級。
お肉を食べた後の締めに必須です。
【重要】予約不可の攻略法
このお店の最大の難点は「予約が一切できない」ことです。
店舗入口にあるタブレット(Catchtableシステム)に電話番号等を登録して順番を待つスタイルですが、平日でも2〜3時間の待ちは当たり前です。
確実に、かつ待ち時間を最小限にする唯一の方法は、「開店(11:30)よりも前の、朝10:00〜10:30頃にお店に行き、ウェイティング登録を済ませる」ことです。
登録後は近くのカフェで時間を潰し、順番が近づくと通知が来るので、そのタイミングでお店に戻ればスムーズに入店できます。
(出典:MICHELIN Guide Official Website『Geumdwaeji Sikdang』)


江南の高級エリアで味わう極上ハヌ


らくたびKOREA(イメージ)
次にご紹介するのは、ソウルのトレンド発信地であり、高級住宅街としても知られる江南(カンナム)・狎鴎亭(アックジョン)エリアに位置する「Woo Tender(ウー・テンダー)」です。
もしあなたが「煙がモクモクとした騒がしい焼肉店は苦手」「デートや記念日だから、おしゃれをして食事を楽しみたい」と考えているなら、ここが間違いなくベストな選択肢です。
店内に入ると、そこはまるでニューヨークやロンドンの高級ステーキハウスのような空間。モダンなインテリア、少し落とされた照明、そして心地よいボリュームで流れるBGMが、特別な夜を演出してくれます。
ハヌ(韓牛)1++等級のポテンシャルを体験する
Woo Tenderの主役は、もちろん韓国が誇るブランド牛「ハヌ(韓牛)」です。
その中でも最高ランクの「1++(トゥー・プラス)」等級のみを使用しており、日本の和牛に比べて「肉本来の味が濃い(Meaty)」のが特徴です。
脂の甘みだけでなく、赤身の力強い旨味をしっかりと感じられます。
ここでは焼肉というよりも「グリル料理」として完成された一皿が提供されます。
絶対に頼むべきシグネチャーメニュー
Woo Tenderを訪れる人のほとんどが注文するのが、以下のメニューです。
- シャトーブリアン:
ヒレ肉の中でもごくわずかしか取れない希少部位。驚くほど柔らかく、ナイフがいらないほどです。
焼き加減はミディアムレアがおすすめ。口の中でほどける食感は感動ものです。 - ウニとキャビアのタルタル:
新鮮な生のハヌの上に、最高級のウニとキャビア、そして金箔が贅沢に乗せられています。
見た目のインパクトも抜群で、Instagramでも大人気の一品。海苔に巻いて一口で食べる贅沢は、言葉になりません。 - カツサンド:
分厚いハヌのフィレカツを挟んだサンドイッチ。
サクサクのパンとジューシーな肉のコントラストが最高で、お腹がいっぱいでも食べてしまえる魔力があります。



Woo Tenderはワインリストも非常に充実しています。
重厚な赤ワインとハヌの相性は抜群。ソムリエにおすすめを聞けば、注文したお肉にぴったりの一本を選んでくれますよ。
お酒が飲める方はぜひペアリングを楽しんでみてください。
予約困難な「ボーン&ブレッド」のお任せ


焼肉(イメージ) 画像引用:ソウル観光財団
「ソウルで一番美味しい肉はどこで食べられる?」と現地の食通に聞けば、多くの人が真っ先に名前を挙げるのが、馬場洞(マジャンドン)にある「Born & Bred(ボーン・アンド・ブレッド)」です。
馬場洞といえば、ソウル最大の食肉市場がある場所として有名ですが、このお店はその市場の裏手にひっそりと佇んでいます。
創業者のチョン・サンウォン氏は、マジャンドンで長年続く有力な食肉卸売業者の息子さん。
「本当に美味しい肉を知り尽くした精肉店がやるファインダイニング」として、2015年のオープン以来、常にトップを走り続けています。



このお店の面白いところは、建物の階層によって全く異なるコンセプトと価格帯で営業している点です。
自分の予算や目的に合わせてフロアを選ぶ必要があります。
地下:秘密基地で楽しむ究極の「ハヌ・オマカセ」
地下フロアは「Speakeasy(スピークイージー)」と呼ばれ、映画『キングスマン』のセットのような重厚で秘密めいた空間が広がっています。
ここはカウンター席のみの完全予約制で、シェフが目の前で極上のハヌをさばき、調理する様子を見ながら食事を楽しむ「おまかせコース」が提供されます。
価格は一人当たり約35万ウォン(約3万8千円)〜と超高額ですが、希少部位のオンパレードに加え、ハヌを使ったフォー(Pho)やミートパイ、そして伝説のカツサンドなど、ここでしか味わえない料理が次々と出てきます。
まさに「肉のエンターテインメント」。
カジュアルフロア:旅行者でも行きやすい極上体験
「地下の予約が取れない」「もう少し予算を抑えたい」という方には、1階・2階のカジュアルダイニングがおすすめです。
こちらは比較的予約が取りやすく、アラカルトや手頃なコース(それでも1万6千円程度〜ですが)でBorn & Bredのクオリティを体験できます。
| フロア | 特徴・スタイル | 予算目安(1人) | 予約難易度 |
| 地下(Speakeasy) | 完全おまかせコース シェフズテーブル形式 | 約350,000 KRW~ | ★★★(極めて困難) |
| 3階(Private) | 個室でのコース料理 接待向け | 約250,000 KRW~ | ★★☆(やや困難) |
| 1階・2階(Casual) | 精肉店直営焼肉スタイル アラカルト注文可 | 約165,000 KRW~ | ★☆☆(比較的容易) |
カジュアルフロアでも肉質は地下と同じ最高級レベル。
明るい自然光が入るモダンな店内で、自分のペースで焼肉を楽しめます。
「人生最高のカツサンド」と称されるメニューも注文可能ですので、初めての方はここからチャレンジするのが現実的でおすすめです。
予約は全て、韓国のレストラン予約アプリ「Catchtable(キャッチテーブル)」から行います。



特に地下の予約枠(スロット)は、毎月決まった日時に翌月分が一斉に開放されるシステムで、数分で完売するほどの争奪戦です。
カジュアルフロアであれば比較的空きが見つけやすいので、まずはアプリをダウンロードして空席状況をチェックしてみてください。
全席個室で接待にも使える「碧帝カルビ」


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流行の移り変わりが激しいソウルの飲食業界において、1986年の創業以来、揺るぎない地位を守り続けている老舗が「碧帝カルビ(ピョクチェカルビ)」です。
ソウル市内にいくつか店舗がありますが、特におすすめなのは清潭(チョンダム)店です。
ここは全席個室となっており、周囲の視線や声を気にすることなく食事に集中できます。
そのため、現地の政財界の大物や芸能人がお忍びで訪れることも多く、ビジネスの重要な接待や、両親を連れての家族旅行など、「絶対に失敗できない場面」で選ぶべきお店と言えます。
芸術品のような「雪花カルビ」
ここの代名詞とも言えるのが「雪花(ソルファ)カルビ」です。その名の通り、雪の結晶のように細かく美しいサシが入った最高級ハヌを使用しています。
特筆すべきは、そのカッティング技術です。熟練の職人が「ダイヤモンドカット」と呼ばれる細かな切れ込みを肉に入れています。
これにより、タレが肉の繊維の奥まで均一に染み渡り、炭火で焼いたときに余分な脂が落ちつつも、口に入れた瞬間にほどけるような柔らかさを生み出します。
一切れ数千円という価格には驚かされますが、その味わいは間違いなく本物です。
焼肉の後の「平壌冷麺」は義務です
碧帝カルビを語る上で外せないのが「平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)」です。
実はこのお店、焼肉店でありながら「ソウルで一番美味しい冷麺屋」としても名前が挙がるほどの評価を得ています。
一般的な焼肉店の冷麺とは違い、そば粉の含有量が高く、香りが非常に豊かです。
スープは牛骨を長時間煮込んだ透明なもので、一見薄味に見えますが、飲むほどに奥深い旨味が広がります。
脂の乗ったカルビを食べた後に、この冷麺ですっきりと締めるのが、韓国の美食家たちの「お決まりのコース(先肉後麺)」です。



お腹がいっぱいでも、ハーフサイズなどを頼んで必ず味わってみてください。
絶景と伝統を楽しむ「明月館」のカルビ


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最後にご紹介するのは、ソウル中心部の喧騒から少し離れた場所にある「明月館(ミョンウォルグァン)」です。
ここは、ソウル東部のアチャ山の中腹に位置する高級リゾートホテル「グランド・ウォーカーヒル・ソウル」の敷地内にあります。
明月館の最大の魅力は、そのロケーションと建築美にあります。
韓国の伝統的な建築様式である「韓屋(ハノク)」造りの建物は重厚感があり、窓からは雄大な漢江(ハンガン)の流れを一望できます。



特に天気の良い日のランチや、夕暮れ時のディナーは絶景です。
特許取得の味噌ダレ「ジャンヒャン・カルビ」
ホテル内のレストランだけあって、サービスも料理も超一流です。
ここのシグネチャーメニューは「ジャンヒャン・カルビ」。これは、特許を取得した独自の発酵味噌ベースのタレに漬け込んだ牛カルビです。
一般的な醤油ベースの甘辛いタレとは異なり、味噌の酵素の力で肉質が驚くほど柔らかくなっており、風味も豊かで上品です。
最高級の備長炭を使用し、熟練のスタッフが焦がさないよう丁寧に焼き上げてくれます。
味噌の香ばしい匂いが食欲をそそり、ご飯やお酒がどんどん進んでしまいます。
アクセスと利用シーン
中心部(明洞など)からはタクシーで30〜40分ほどかかりますが、地下鉄5号線のクァンナル駅や2号線の江辺駅からホテルの無料シャトルバスも出ています。
ホテルにはカジノや免税店も併設されているので、半日かけて遊びに行くのもおすすめ。
静かで落ち着いた雰囲気なので、小さなお子様連れのファミリーや、年配の方との旅行にも最適です。
ソウルの高級焼肉ランキングを攻略するコツ


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行きたいお店は見つかりましたか?どのお店も魅力的で迷ってしまいますよね。
ここからは、実際にこれらのお店を訪れる際に知っておきたい、具体的な「攻略法」を解説します。
日本の焼肉店とはシステムが違う部分や、外国人観光客だからこそ気をつけるべきポイントがあります。
現地に行ってから「予約できていなかった!」「注文の仕方がわからない!」と慌てないよう、事前にしっかり予習しておきましょう。
明洞周辺から行きやすい高級店の探し方
初めてのソウル旅行では、明洞(ミョンドン)エリアに宿泊される方が多いと思います。
明洞の中にも、観光客に人気の「王妃家(ワンビチプ)」など、美味しくてサービスの良い焼肉店はたくさんあります。
しかし、今回ご紹介した「Born & Bred」や「金豚食堂」、「Woo Tender」といった、現地の食通が通う「究極の専門店」は、実は明洞エリアの外に点在しています。
- 金豚食堂:
新堂(シンダン)エリア。明洞からタクシーで約10〜15分。 - Born & Bred:
馬場洞(マジャンドン)。明洞からタクシーで約20分。 - Woo Tender / 碧帝カルビ:
江南(カンナム)エリア。明洞からタクシーで約20〜30分(渋滞状況による)。
「遠いから諦めようかな」と思う必要はありません。
ソウルはタクシー料金が日本に比べて格段に安く(初乗り約500円〜)、移動のハードルは低いです。
地下鉄を乗り継ぐよりも、タクシーでピンポイントにお店の前まで行くのが一番楽で効率的です。
配車アプリの「Uber」や「カカオタクシー(Kakao T)」を使えば、韓国語を話せなくても目的地を入力するだけでスムーズに移動できます。



せっかくの旅行ですから、エリアに縛られず、本当に美味しいものを食べに行く冒険を楽しんでください。


一人でも高級焼肉店への入店は可能か


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最近は「ひとり旅」でソウルを訪れる方も増えています。
「一人だけど、どうしても高級焼肉が食べたい!」という情熱をお持ちの方もいるでしょう。
しかし、韓国の食文化、特に焼肉においては「食事は大勢でするもの」という概念が根強く、多くのお店で「注文は肉2人前から(2 servings minimum)」という厳しいルールが存在します。
1人前の注文では、炭や網を用意するコストが合わないという事情もあります。
一人で楽しむための現実的な対策



では、一人旅の人は高級焼肉を諦めるしかないのでしょうか?
いいえ、いくつか方法はあります。
- 2人前注文する覚悟で行く:
「Woo Tender」や「碧帝カルビ」などでは、一人での入店自体は拒否されないケースが多いです。ただし、「お肉を2人前以上注文すること」が必須条件になります。1人前150g程度のお店が多いので、300gなら男性なら食べきれる量です。予算は倍になりますが、どうしても食べたいならこの方法が一番確実です。
- バー席やカウンターを狙う:
「Born & Bred」のカジュアルフロアにはバーカウンター席があり、比較的お一人様でも利用しやすい雰囲気です。予約時に「一人利用(Solo Dining)」が可能かを確認してみましょう。
- ランチタイムを利用する:
ランチであれば、「カルビタン(カルビープ)」や「焼肉定食」のような一人用メニューを用意しているお店もあります。ただし、今回紹介したような高級店で「肉を焼く」体験をするなら、やはり2人前注文が基本と考えておくのが無難です。


アプリのキャッチテーブルで予約する方法


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ソウルの人気レストラン、特にファインダイニングクラスのお店を予約するなら、アプリ「Catchtable(キャッチテーブル)」の導入は必須です。
これは日本でいう「食べログ」や「TableCheck」のような予約プラットフォームです。
以前は韓国の携帯電話番号がないと認証できないシステムでしたが、現在は「グローバル版(英語版)」アプリがリリースされ、日本のメールアドレスとクレジットカードがあれば誰でも利用できるようになりました。
予約の手順と注意点
- アプリストアで「Catchtable Global」をダウンロードし、アカウントを作成します。
- 行きたいお店(例:Born & Bred)を英語名で検索します。
- 日付と人数を選択します。
- 予約金(デポジット)の支払いを求められるので、クレジットカード情報を入力して決済します。この予約金は、当下来店すれば全額返金されるか、食事代から差し引かれます(ノーショー防止のため)。
- 予約完了メールが届けばOKです。
予約開始日(スロットオープン)を狙え!
「Born & Bred」の地下などは、毎月決まった日(例:毎月1日の正午など、お店のインスタグラムで告知されます)に翌月分の予約枠が一斉に開放されます。
人気店は数分で満席になることもあるので、事前にアラームをセットし、時報とともにアクセスするくらいの気合いが必要です。
空きが出たら通知してくれる「Empty Seat Notification」機能も活用しましょう。


高級店のディナー予算とランチ価格
最後に、気になる予算について整理しておきましょう。
高級店に行くなら、ある程度の出費は覚悟する必要がありますが、事前に相場を知っておけば安心です。
| カテゴリー | ディナー予算目安(1人・酒代別) | 備考 |
| ハヌ・オマカセ (Born & Bred地下など) | 約350,000 KRW~ (約38,000円~) | コース料理のみ。飲み物を頼むと5万円を超えることも。 |
| ハイエンド焼肉 (Woo Tender、碧帝カルビなど) | 約150,000~250,000 KRW (約16,000~27,000円) | お肉の量や部位によります。サイドメニューを頼むとさらに上がります。 |
| プレミアム・ポーク (金豚食堂など) | 約40,000~60,000 KRW (約4,500~6,500円) | 高級店とはいえ豚肉なので、牛肉に比べれば非常にリーズナブル。満足度は価格以上です。 |
ランチについては、碧帝カルビなどで「ランチセット」を提供している場合があり、少しお得に楽しめることもあります。
しかし、高級店においては「ランチ=格安」ではなく、「予約が取りやすい時間帯」と捉えるのが正解です。
ランチでもアラカルトで頼めばディナーと同じくらいの金額になります。
また、韓国のメニュー表示は「100gあたり」や「150gあたり」の単価で書かれていることが多いです。
「1人前」の定義がお店によって違うので、注文時に「これは何グラムですか?(ミョッグラムイエヨ?)」と確認するか、メニューをよく見て計算しながら注文することをおすすめします。
高級焼肉店へ行く際の服装やマナー
服装(ドレスコード)については、基本的にお店によります。
- Woo Tender、明月館、Born & Bred(地下):
スマートカジュアル推奨です。男性なら襟付きのシャツやジャケット、女性ならワンピースや綺麗めのブラウスなどが馴染みます。短パンやビーチサンダルは避けた方が無難です。
- 金豚食堂、Born & Bred(カジュアル):
こちらはもっとラフで大丈夫です。Tシャツやジーンズでも全く問題ありません。むしろ、匂いがついても良い服で行くのが鉄則です。
チップは必要?
韓国には基本的にチップの文化はありません。高級店でスタッフが付きっきりでお肉を焼いてくれたとしても、別途チップを渡す必要はありません。
一部の高級店(Woo Tenderなど)では、会計時に「Grilling Fee(焼き代)」として10,000〜20,000ウォン程度が加算されている場合があります。
これが実質的なサービス料となります。お会計の明細を見て「頼んでいないものが入っている?」と驚かないようにしましょう。


ソウル高級焼肉ランキングのおすすめ総括
いかがでしたでしょうか。ソウルの高級焼肉は、単に「高い肉を焼く」というだけでなく、熟成の科学、焼き方の技術、そして空間の演出に至るまで、それぞれのお店が独自の哲学を持って運営しています。
- 一生に一度の究極の肉体験をするなら: Born & Bred(地下)
- おしゃれな雰囲気と映えを重視するなら: Woo Tender
- 絶対に外さない安心感と伝統を求めるなら: 碧帝カルビ
- リーズナブルに最高のミシュランの味を楽しむなら: 金豚食堂



この記事が、あなたのソウル旅行の食事選びの参考になれば嬉しいです。
ぜひ、自分のスタイルに合った「運命の一軒」を見つけて、忘れられない美味しい思い出を作ってきてくださいね!







