ソウル旅行の最終日、空港まで行くのに荷物がなければラクなのに・・・と思ったことはありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが、ソウル駅の便利な事前チェックインサービスです。しかし、いざ利用しようとすると「ソウル駅での事前チェックインは何時間前に済ませればいいのだろう?」と、具体的な時間がわからず不安に感じている方も多いはずです。
この記事では、多くの方が抱えるその疑問に答えるため、ソウル駅事前チェックインとは?という基本的な概要から、手続きは何時からできて何時間前までに必要なのか、そしてどの事前チェックイン可能な航空会社が対応しているのかを詳しくご紹介します。
さらに、手続き場所はどこでできる?という疑問に対して、分かりやすい行き方を紹介し、具体的なやり方を解説します。
また、利用に際してA’REXのチケットが必須である理由や、便利な事前予約の方法、気になる週末や連休の混雑状況、手続きにどのくらいかかるのかという所要時間の目安、すでに済ませたオンラインチェックインとの連携、さらには見落としがちな免税手続きのルールまで、あなたの知りたい情報を網羅しました。

この記事を読めば、ソウル駅での事前チェックインに関する全ての不安が解消され、帰国日の時間を最大限に有効活用できるでしょう。
- ソウル駅事前チェックインの利用条件と締め切り時間
- 対象航空会社と具体的な手続きの流れ
- 所要時間の目安と混雑を避けるためのポイント
- オンラインチェックインや免税手続きとの関連性
ソウル駅の事前チェックインは何時間前までか解説
- ソウル駅事前チェックインとは?
- 事前チェックイン可能な航空会社一覧
- 手続きはどこでできる?ターミナルへの行き方
- 簡単4ステップ!事前チェックインのやり方を解説
- AREXのチケットが必須!事前予約しておこう
ソウル駅事前チェックインとは?


らくたびKOREA(イメージ)
ソウル駅の事前チェックインとは、仁川国際空港から出発する国際線の飛行機に乗る方を対象に、ソウル駅の構内で飛行機の搭乗手続き(チェックイン)、受託手荷物のお預け、そして出国審査の3つを事前に済ませることができる非常に便利なサービスです。
このサービスは「ソウル駅都心空港ターミナル」で提供されています。
このサービスの最大のメリットは、空港での時間と手間を大幅に削減できる点にあります。通常、空港ではチェックインカウンターの長い列に並び、その後、保安検査と出国審査でさらに待つことが少なくありません。
しかし、事前にソウル駅でこれらの手続きを完了させておけば、仁川空港に到着してからは専用の出国通路を利用できるため、混雑を避けてスムーズに出国ゲートへ向かうことが可能です。
また、スーツケースなどの大きな荷物を先に預けてしまえるため、チェックイン後は手ぶらで行動できるのも大きな魅力です。帰国便の出発時間まで、身軽な状態でソウル市内の観光や最後のショッピング、食事などを心ゆくまで楽しめます。
ただし、この便利なサービスを利用するにはいくつかの条件があります。利用できる航空会社が限られていること、そして空港鉄道A’REX(エーレックス)の直通列車の当日乗車券を持っていることが必須となります。
したがって、誰でも利用できるわけではない点を理解しておくことが大切です。
事前チェックイン可能な航空会社一覧


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ソウル駅都心空港ターミナルで事前チェックインが可能な航空会社は、仁川国際空港の第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)で異なります。ご自身が利用する航空会社が対象かどうか、またどのターミナルから出発するのかを事前に必ず確認してください。
以下は、2025年7月時点で事前チェックインに対応している主な航空会社の一覧です。
ターミナル | 航空会社 | 備考 |
第1旅客ターミナル(T1) | アシアナ航空 | 米州路線(サイパン含む)は手続きできません |
チェジュ航空 | ||
ティーウェイ航空 | 米州路線(グアム、サイパンなど)およびカナダ路線は手続きできません。 | |
イースター航空 | ||
第2旅客ターミナル(T2) | 大韓航空 | 米州路線(グアム)は手続きできません。 |
ジンエアー | ||
エアソウル | 2025年9月9日よりT2へ移転予定 | |
エアプサン | 2025年7月29日よりT2へ移転予定 |
注意事項
- 共同運航(コードシェア)便: 上記リストにある航空会社が実際に運航する便(機材)の場合のみ、手続きが可能です。例えば、ANA便名で予約していても、実際の運航がアシアナ航空であれば利用できますが、その逆は利用できません。
- 日系航空会社: JALやANA、ピーチなどの日本の航空会社は、現在のところソウル駅での事前チェックインサービスに対応していません。
- 米州路線など一部路線の制限: グアムやサイパンを含むアメリカ路線のフライトは、基本的に手続きができません。該当する路線をご利用の場合は、事前に各航空会社へ直接問い合わせることをお勧めします。
- 情報の変動: 対応航空会社やターミナルは変更される可能性があるため、旅行の直前に空港鉄道A’REXの公式サイトや各航空会社の公式サイトで最新の情報を確認することが最も確実です。
手続きはどこでできる?ターミナルへの行き方


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ソウル駅での事前搭乗手続きは、空港鉄道A’REXの「ソウル駅都心空港ターミナル」で行います。
このターミナルは、ソウル駅の地下2階に位置しています。駅構内は広く、複数の路線が乗り入れているため少し複雑に感じられるかもしれませんが、案内表示が充実しているので、それに従えば迷うことは少ないでしょう。
地下鉄1号線・4号線を利用する場合
地下鉄を利用してソウル駅に到着した場合、改札を出てから「공항철도(空港鉄道)」または「Airport Railroad」という案内表示を目指して進んでください。連絡通路をしばらく歩くと、空港鉄道のフロアに到着します。都心空港ターミナルは、A’REXの直通列車乗り場と同じフロアにあるため、直通列車の案内を目印にすると分かりやすいです。
KTX(韓国高速鉄道)を利用する場合
KTXでソウル駅に到着した場合は、駅の3番出口を目指して構内を移動してください。3番出口の案内に従って進むと、空港鉄道のターミナルへと繋がっています。
タクシーを利用する場合
タクシーで向かう場合は、運転手に「ソウルヨッ ソブヨッ(서울역 서부역)」と伝えると、都心空港ターミナルに近いソウル駅の西部駅舎前で降車できます。ソウル駅15番出口付近が目的地となり、ターミナルまでスムーズにアクセス可能です。
いずれの方法で到着しても、最終的には地下2階のA’REX直通列車専用フロアを目指します。
このフロアには、チケットカウンター、自動券売機、そして航空会社のチェックインカウンターと出国審査場が集約されており、一連の手続きをワンストップで行えるようになっています。



もし場所が分からなくなってしまった場合は、フロアにあるインフォメーションセンターで尋ねてみてください。
簡単4ステップ!事前チェックインのやり方を解説


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ソウル駅都心空港ターミナルでの事前搭乗手続きは、大きく分けて4つのステップで完了します。流れを理解しておけば、当日もスムーズに行動できるので、事前に確認しておきましょう。
ステップ1:空港鉄道A’REXの直通列車チケットを購入する
まず、地下2階にあるA’REXの窓口または自動券売機で、仁川空港までの直通列車の当日乗車券を購入します。このチケットがなければ、チェックインカウンターのエリアに入場することさえできません。週末や連休中は希望の時間の列車が満席になる可能性もあるため、klookなどの予約サイトで事前にオンライン購入しておくことをお勧めします。
ステップ2:搭乗手続きと荷物の預け入れ
A’REXの乗車券を購入したら、そのQRコードをゲートにかざしてチェックインカウンターのエリアへ入場します。中には各航空会社のカウンターが並んでいるので、ご自身が利用する航空会社の列に並びましょう。
順番が来たら、以下のものを提示して搭乗手続きを行います。
- パスポート
- 航空券(Eチケットや予約確認画面)
- A’REX直通列車の乗車券
ここでスーツケースなどの受託手荷物を預けます。重量オーバーなどで追加料金が発生した場合の支払いは、ソウル駅ではなく仁川空港のカウンターで行うことになります。手続きが完了すると、搭乗券が発行されます。なお、荷物を預けた後は、万が一呼び出しがあった場合に備えて10分程度は近くで待機するのが賢明です。
ステップ3:出国審査
搭乗手続きが完了したら、チェックインカウンターエリアを出てすぐ隣にある「出入国・外国人庁」のブースで出国審査を受けます。パスポートと発券されたばかりの搭乗券を提示してください。ここでパスポートに出国スタンプが押され、これで法的な出国手続きは完了です。
ステップ4:A’REXに乗車して空港へ
出国審査まで終えたら、あとは予約したA’REX直通列車の出発時刻に合わせて空港へ向かうだけです。出発時刻までは自由に市内観光などを楽しめます。
列車に乗る際は、地下2階の専用改札を通り、エレベーターで地下7階の乗車ホームへ向かいます。改札への入場は出発時刻の30分前から可能です。列車に乗り込めば、仁川空港まで快適に移動できます。
A’REXのチケットが必須!事前予約しておこう


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ソウル駅の都心空港ターミナルで事前チェックインサービスを利用するための絶対条件として、空港鉄道A’REXの「直通列車」の当日乗車券を所持していることが挙げられます。
各駅停車の一般列車ではなく、ソウル駅と仁川空港をノンストップで結ぶ直通列車のチケットが必要なので注意してください。
このチケットがなければ、そもそもチェックインカウンターが設置されているエリアに入場することができません。また、搭乗手続きの際にも、航空会社スタッフに乗車券の提示を求められます。
なぜA’REXのチケットが必須なのか
このサービスは、空港鉄道A’REXが乗客への付加価値として提供しているものだからです。A’REXの利用を促進する目的も兼ねているため、利用条件として直通列車の乗車が組み込まれています。
チケットの購入方法と事前予約のメリット
A’REX直通列車のチケットは、ソウル駅地下2階の窓口や自動券売機で当日購入することができます。しかし、特に週末や韓国の連休、旅行シーズンの繁忙期には、希望の出発時間の便が満席になってしまうことも少なくありません。
実際に、「チェックインは済ませたのに、乗りたい列車が満席で乗れず、後の便に変更せざるを得なかった」というケースも発生しています。飛行機の時間に間に合わなくなるリスクを避けるためにも、事前にオンラインでチケットを予約しておくことを強く推奨します。
各種旅行予約サイト(例:コネスト、Klookなど)では、割引価格でチケットを販売していることが多く、日本語で簡単に予約・決済が可能です。予約後はQRコードが発行されるので、それをスマートフォンに保存しておけば、当日は券売機に並ぶことなくスムーズに改札やチェックインエリアのゲートを通過できます。
Klook.com


したがって、ソウル駅での事前チェックインを計画している場合は、旅程が決まった段階でA’REXのチケットも併せて予約しておくのが最も賢明な方法と言えます。
ソウル駅の事前チェックインは何時間前に行くべき?
- 何時からできて何時間前までに済ませる?
- 手続き時間はどのくらいかかる?
- 時期による混雑状況は?
- オンラインチェックイン済みでも利用できる?
- 免税手続きもできる?知っておきたい条件
- ソウル駅の事前チェックインは何時間前まで?まとめ
何時からできて何時間前までに済ませる?


ソウル駅都心空港ターミナル 画像引用:ソウルナビ
ソウル駅都心空港ターミナルでの事前搭乗手続きには、利用可能な時間と、必ず守らなければならない締め切り時間が設定されています。これらを把握しておくことは、計画を立てる上で非常に大切です。
利用可能時間
まず、ソウル駅都心空港ターミナル自体の利用可能時間は以下の通りです。
- 搭乗手続き・手荷物預け入れ: 05:20 ~ 19:00
- 出国審査: 05:30 ~ 19:00
早朝から手続きを開始できるため、午前便を利用する方にとっても便利なサービスです。ただし、手続きの最終受付は19:00(搭乗手続きは18:50最終受付の場合あり)となるため、夜遅い便を利用する場合でも、この時間までに全ての手続きを終える必要があります。
手続きの締め切り時間
最も注意すべきなのが、搭乗手続きの締め切り時間です。これは、利用する飛行機が出発するターミナルによって異なります。
- 仁川国際空港 第1旅客ターミナル(T1)出発便: 航空機出発時刻の3時間前まで
- 仁川国際空港 第2旅客ターミナル(T2)出発便: 航空機出発時刻の3時間20分前まで
この締め切り時間は厳格に運用されています。1分でも過ぎてしまうと、ソウル駅での手続きは一切受け付けてもらえず、仁川空港のカウンターで通常通りチェックインをしなくてはなりません。
【具体例】 もし、仁川空港第1ターミナルを17:00に出発するフライトを利用する場合、ソウル駅での搭乗手続きは当日の朝5:20から14:00までの間に済ませる必要があります。



したがって「何時間前に行けばよいか」という問いに対しては、「ご自身のフライトが出発するターミナルの締め切り時間に間に合うように、かつ混雑を考慮して余裕を持った時間」に到着することが答えとなります。
手続き時間はどのくらいかかる?


ソウル駅都心空港ターミナル 画像引用:ソウルナビ
ソウル駅での事前チェックイン手続きに要する時間は、当日の混雑状況によって大きく変動します。スムーズな場合と時間がかかる場合の両方を想定して、スケジュールを組むことが賢明です。
スムーズな場合(平日など)
ターミナルが空いている平日の午前中などであれば、手続きは非常に迅速に進みます。A’REXのチケット購入から航空会社のカウンターでの搭乗手続き、荷物預け、そして隣のブースでの出国審査まで、一連の流れが10分から15分程度で完了することもあります。待ち時間なく、ストレスフリーで手続きを終えられるでしょう。
混雑している場合(週末・連休など)
一方で、週末や日本のゴールデンウィーク、年末年始、韓国の連休などが重なる繁忙期には、かなりの混雑が予想されます。特に、利用者の多い航空会社のカウンターには長蛇の列ができることがあります。
口コミなどによると、混雑時にはチェックインカウンターに並び始めてから手続きが終わるまでに30分から1時間以上かかったという報告も少なくありません。2025年3月の連休には、利用者が急増し、一部の航空会社では「2時間待ち」といった案内が出た日もあったようです。
このように、所要時間は状況次第で大きく異なるため、「10分で終わるだろう」と楽観視するのは危険です。
特に時間に制約のある帰国日においては、最低でも1時間程度の余裕を見ておくことをお勧めします。もし時間に余裕がない場合は、無理をせず空港で手続きを行うという判断も必要になります。
時期による混雑状況は?
ソウル駅都心空港ターミナルの混雑状況は、時期や曜日、時間帯によって大きく左右されます。快適にサービスを利用するためには、混雑しやすいタイミングを把握しておくことが鍵となります。
混雑しやすい時期と曜日
一般的に、以下の期間は特に混雑する傾向にあります。
- 週末: 金曜日、土曜日、日曜日は、平日と比較して旅行者が多く、混雑が予想されます。
- 日本の連休: ゴールデンウィーク、お盆休み、シルバーウィーク、年末年始などは、日本人旅行客が集中するため、カウンターの列が長くなる可能性が高いです。
- 韓国の祝日・連休: 秋夕(チュソク)や旧正月(ソルラル)などの大型連休期間も、国内外の利用者が増え、混雑の原因となります。
混雑しやすい時間帯
1日の中では、午前10時からお昼過ぎにかけてが混雑のピークとなることが多いようです。これは、多くのホテルのチェックアウト時間が午前11時前後であるため、その後にソウル駅へ向かい、手続きを済ませてから最後の観光や食事を楽しもうと考える旅行者の動きが集中するためと考えられます。
逆に、早朝(オープン直後の5:20頃)や、夕方(17:00以降)は比較的空いている傾向にあります。
近年の混雑傾向
最近の状況として、サービスの利便性が広く知られるようになったことで、全体的に利用者が増加傾向にあります。特に2025年3月の連休には、一部の航空会社で2~3時間待ちという異例の大混雑が発生し、希望のA’REXに乗れなかったという報告も多数ありました。
これらのことから、特に連休などの繁忙期に利用を計画している場合は、「空いているだろう」という期待はせず、手続きに1時間以上かかる可能性を前提として、時間に十分な余裕を持ったスケジュールを組むことが不可欠です。
オンラインチェックイン済みでも利用できる?
はい、航空会社のウェブサイトやアプリで事前にオンラインチェックインを済ませている場合でも、ソウル駅の都心空港ターミナルを利用することは可能です。
むしろ、オンラインチェックインを済ませておくことで、さらに手続きがスムーズになるメリットがあります。
オンラインチェックイン済みの場合の流れ
オンラインチェックインが完了している場合、ソウル駅のカウンターで行う主な手続きは「受託手荷物を預けること(Baggage Drop)」になります。
通常の搭乗手続き(座席指定やパスポート情報の確認など)はすでに完了しているため、カウンターでのやり取りが簡略化され、待ち時間が短縮される傾向にあります。
航空会社によっては、オンラインチェックイン済みのお客様専用の列を設けている場合もあり、さらに効率的に手続きを進められる可能性があります。
ただし、荷物を預けた後に、出国審査の手続きを別途行う必要がある点は、オンラインチェックインをしていない場合と同様です。
利用するメリット
- 時間短縮: カウンターでの手続きが荷物の預け入れだけになるため、所要時間が短くなります。
- 利便性: 搭乗券(モバイルまたは印刷したもの)はすでに手元にある状態ですが、ソウル駅で荷物を預けてしまえば、空港まで手ぶらで移動できるという最大のメリットは変わりなく享受できます。
したがって、利用する航空会社がオンラインチェックインに対応している場合は、事前に済ませておくことをお勧めします。搭乗の24時間前や48時間前から手続きが可能になるのが一般的ですので、ソウル滞在中に済ませておくと、帰国日の行動がより一層快適になります。
免税手続きもできる?知っておきたい条件


らくたびKOREA(イメージ)
ソウル駅の事前チェックインを利用する際に、旅行中に購入した免税品をどう扱うかは、多くの方が気になる点です。韓国内の「Tax Free」ロゴがあるお店で一定額以上購入すると、消費税などが戻ってくる事後免税制度(タックスリファンド)を利用できますが、その手続きは条件によって異なります。
特に、ソウル駅でスーツケースを預けてしまうため、どの商品をスーツケースに入れ、どの商品を手荷物として持っていくべきかを正しく判断することが大切です。
ここでは、還付される税金額を基準とした2つのケースについて、具体的な手順を解説します。
事前チェックイン時にスーツケースに入れて預けられる場合
このケースは、1枚の免税書類(リファンドチェック)あたりの税金還付額が75,000ウォン未満の商品が対象です。化粧品や衣類、お菓子など、比較的に少額の買い物の多くがこれに該当します。
この場合の最大のメリットは、空港の税関で商品そのものを見せる必要がないため、手続きが非常に簡単な点です。
▼手続きの流れ
- 商品の購入と書類の受け取り: 「Tax Free」のお店で商品を購入する際にパスポートを提示し、免税書類を受け取ります。
- スーツケースへ梱包: 還付額が75,000ウォン未満であることを確認した商品は、他の荷物と一緒にスーツケースに入れてしまいましょう。
- ソウル駅でチェックイン: ソウル駅でスーツケースを預けて搭乗手続きと出国審査を済ませます。
- 仁川空港で還付金を受け取る: 仁川空港に到着し、保安検査と出国審査(専用通路)を通過した後、免税エリアにある自動払い戻し機(KIOSK)で還付手続きを行います。
- KIOSKは日本語にも対応しており、画面の指示に従ってパスポートと免税書類のバーコードをスキャンするだけで手続きが完了します。
- 手続き後、現金(ウォン)で受け取るか、クレジットカードに返金するかを選択できます。現金の場合は近くのカウンターで受け取ります。



この方法なら、空港で商品を見せる手間が一切なく、スムーズに還付金を受け取れるため、ほとんどの買い物はこのパターンに収まるように調整するのが賢明です。
空港での手続きが必要で、スーツケースに預けられない場合
このケースは、1枚の免税書類あたりの税金還付額が75,000ウォン以上になる高額な商品(ブランド品のバッグや高級時計など)が対象です。この場合、税関職員による現物確認が必須となるため、ソウル駅でスーツケースに入れて預けることはできません。
▼手続きの流れ
- 商品を手荷物として準備: 対象となる高額な免税品は、必ず未開封の状態で、機内持ち込み用の手荷物としてご自身で空港まで運びます。
- ソウル駅でチェックイン: 免税品以外の荷物が入ったスーツケースを預け、搭乗手続きと出国審査を済ませます。(この時点では高額免税品は手元にあります)
- 仁川空港の税関カウンターへ: 仁川空港に到着後、出国審査場に入る前に、出発フロア(3階)にある税関申告カウンターへ向かいます。
- 税関で現物確認とスタンプの受領: 税関職員に以下の4点を提示します。
- パスポート
- 搭乗券(ソウル駅で発券済み)
- 免税書類
- 購入した商品(未開封) 職員が内容を確認し、問題がなければ免税書類に「輸出証明スタンプ」を押してくれます。
- 還付金を受け取る: スタンプをもらったら、保安検査と出国審査(専用通路)を通過します。その後、免税エリアにある還付カウンター(Cash Refund)へ行き、スタンプが押された書類を提示して現金やクレジットカードで還付金を受け取ります。



この手順は手間がかかりますが、高額な買い物をした際には必須の手続きです。特に「商品を手荷物で運び、出国審査の前に税関へ行く」という流れを覚えておくことが重要です。


ソウル駅の事前チェックインは何時間前まで?まとめ
この記事では、ソウル駅での事前チェックインについて、利用時間や締め切り時間、対象航空会社、具体的なやり方や注意点を詳しく解説しました。
最後に、重要なポイントを箇条書きでまとめます。
- ソウル駅地下2階の都心空港ターミナルで事前に搭乗手続きができるサービス
- 仁川空港から出発する国際線の一部航空会社のみが対象
- サービスの利用には当日の空港鉄道A’REX直通列車の乗車券が必須
- 搭乗手続きの営業時間は基本的に朝5時20分から夜7時まで
- T1出発便は出発時刻の3時間前、T2出発便は3時間20分前が手続きの締切
- 締め切り時間は厳格で1分でも過ぎると利用不可
- 手続きにはパスポート、航空券、A’REX乗車券の3点が必要
- スーツケースなどの受託手荷物も同時に預けられる
- 手続き完了後は手ぶらで市内観光や食事を楽しめる
- 出国審査もソウル駅で完了するため空港での手続きが大幅に簡略化
- 仁川空港到着後は乗務員などが利用する専用出国通路から入場できる
- 週末や連休は大変混雑し、1時間以上待つこともある
- 時間に余裕を持つため、特に繁忙期はA’REXの事前予約を推奨
- オンラインチェックイン済みでも荷物預けのために利用でき、時間短縮に繋がる
- 還付金75,000ウォン未満の免税品はスーツケースに入れて預けられる