韓国旅行で金浦空港を利用する場合「WOWPASSの金浦空港での作り方」について詳しく知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そもそもWOWPASSとは何か、その具体的な作り方を解説するとともに、ソウルの空の玄関口である金浦空港はどこにあるのか、そして日本からの直行便情報についても触れていきます。
カード発行後、スムーズに市内へ移動するためのソウル(明洞)への行き方も大切なポイントです。
A’rexや地下鉄は安くてお得な移動手段ですが、気になる明洞へのタクシー料金や、便利な空港送迎サービスを利用したタクシー予約はできるのか、といった情報も網羅しています。
さらに、現在リムジンバスは運休中であるという注意点や、大きな荷物がある場合に便利なスーツケース配送サービスでらくらく移動する方法、最後に多くの方が疑問に思う金浦空港での払い戻しの可否まで、この記事であなたの知りたい情報をすべてお届けします。

金浦空港は、日本からも直行便が運航しており、ソウル中心部へ近いのが魅力の空港です。便利なWOWPASSカードの作り方や、快適な移動方法を詳しく解説します!
- 金浦空港に到着してからWOWPASSを発行するまでの具体的な手順
- WOWPASSカードの発行からチャージ、払い戻しに関する注意点
- 空港からソウル中心部(明洞)までの最適なアクセス方法
- 手荷物配送や空港送迎など旅行を快適にする便利なサービス
WOWPASSの金浦空港での作り方を解説
- WOWPASSとは?作り方を解説
- 金浦空港とはどこにある?
- 日本から金浦空港への直行便はある?
- 金浦空港での払い戻しはできる?
- スーツケース配送サービスでらくらく移動
WOWPASSとは?作り方を解説


らくたびKOREA(イメージ)
WOWPASSは、外国人観光客向けに開発された一枚で三役をこなす非常に便利なオールインワンカードです。
主な機能として、①日本円でチャージできるプリペイド決済機能、②韓国の交通カード「Tmoney」機能、③お得なレートでの両替機能があります。



このカードがあれば、韓国での支払いや交通機関の利用が格段にスムーズになります。ここでは、その具体的な作り方をステップ形式で詳しく解説します。
事前に準備するもの
スムーズにカードを発行するために、以下の3点を準備しておきましょう。
- パスポート: 本人確認のためスキャンが必要です。
- 日本円の現金: チャージ用に紙幣(一万円、五千円、千円)を用意します。
- WOWPASSアプリ: 事前にスマートフォンにダウンロードしておくと、残高確認やTmoneyへのチャージができて便利です。
ステップ1:WOWPASS無人両替機を探す
金浦空港では、国際線到着ロビーから地下通路で繋がっている「金浦空港駅」構内にWOWPASSの無人両替機が複数設置されています。ロッテモール方面への連絡通路や、GS25コンビニ内などで見つけることができます。
ステップ2:言語選択とカード発行の開始
機械のタッチパネルで「日本語」を選択します。次に表示されるメニューから「WOWPASSカード」を選び、「新規カードの発行」をタップして手続きを開始します。
ステップ3:パスポートのスキャン
画面の案内に従って、パスポートの写真があるページを開き、スキャンエリアにしっかりと読み取らせます。本人確認が完了するまで数秒待ちます。
ステップ4:会員登録費の支払いと規約同意
WOWPASSの発行には、メンバーシップ入会費として5,000ウォンが必要です。この費用は、最初にチャージする金額から自動的に引かれます。表示される利用規約を確認し、「すべて同意する」をタップします。
ステップ5:日本円でチャージする
次に、チャージする日本円の紙幣を一枚ずつ投入します。投入できるのは一万円、五千円、千円札のみで、硬貨は使用できません。また、お釣りは出ないので注意してください。
画面には投入した日本円と、その日のレートで換算された韓国ウォンの金額が表示されます。
ステップ6:T-money用の現金を引き出すか選択
チャージ金額の確認後、カード発行ボタンを押すと「現金を一緒に受け取りますか?」という選択画面が表示されます。これは交通カード(T-money)のチャージ用にウォン現金が必要な場合に利用する機能です。
しかし、WOWPASSアプリがあればプリペイド残高からT-moneyへチャージできるため、ウォン現金が不要な場合は「いいえ(カードだけ受け取る)」を選択して問題ありません。
ステップ7:カードの受け取りと有効化(アクティベーション)
機械からWOWPASSカードが発行されます。これで終わりではなく、最も重要な「有効化(アクティベーション)」の作業が必要です。発行されたカードを、再度機械のカード挿入口に奥までしっかりと差し込みます。
画面に「有効化が完了しました」という表示が出たらカードを抜き取り、すべての手続きは完了です。この作業を忘れるとカードが使えないため、必ずその場で行ってください。
金浦空港とはどこにある?


らくたびKOREA(イメージ)
金浦国際空港は、韓国の首都ソウルの西側、ソウル特別市江西区(カンソグ)に位置しています。
仁川国際空港が開港するまでは韓国の主要な国際空港として機能しており、現在も日本や中国、台湾への近距離国際線と、釜山や済州島などへの国内線のハブ空港としての役割を担っています。
この空港の最大の魅力は、ソウル中心部へのアクセスの良さです。
例えば、若者に人気のエリアである弘大(ホンデ)入口駅までは空港鉄道A’REXを利用すれば約15分、ソウル駅までも約20分と、仁川国際空港に比べて格段に移動時間が短縮できます。
そのため、旅行の時間を最大限に有効活用したい方や、到着後すぐに市内観光を始めたい方にとって、非常に利便性の高い空港と考えられます。
空港自体は仁川国際空港ほど巨大ではありませんが、その分コンパクトで動線が分かりやすく、入国審査から手荷物受取、到着ロビーまでの流れがスムーズな点も特徴です.



便数は少ないですが、日本からの直行便も運航してます。
また、韓国内の国内線に搭乗する際に利用する空港です。
日本から金浦空港への直行便はある?


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金浦国際空港へは、現在日本の3空港から直行便が運航されています。
東京の羽田空港、大阪の関西国際空港、そして名古屋の中部国際空港(セントレア)からアクセスすることが可能です。
特に羽田空港からの便は、都心からのアクセスが良い羽田と、ソウル中心部に近い金浦を結ぶため、日韓のビジネス利用客や観光客から「ゴールデンルート」として高い人気を誇ります。
フライト時間も約2時間半と短く、週末を利用した短期間の旅行にも最適です。
関西や中部からの便も充実しており、LCC(格安航空会社)ではなく、大手航空会社が中心に運航しているため、安定したサービスを受けられるのが特徴です。
仁川国際空港行きの便に比べて選択肢は限られますが、ソウル市内への移動時間と労力を考慮すると、金浦空港着のフライトを選ぶメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
金浦空港での払い戻しはできる?
WOWPASSカードの残高の払い戻しに関して、金浦空港で対応できる範囲にはいくつかの注意点があります。
まず、キャッシュレス決済用のプリペイドカード残高は、金浦空港駅に設置されているWOWPASSの無人端末機から韓国ウォンの現金で引き出すことが可能です。
ただし、この機械で引き出せるのはあくまで韓国ウォンであり、日本円に両替することはできません。引き出したウォンを日本円に戻したい場合は、空港内の銀行や両替所の窓口を利用する必要があります。
また、一度に引き出せる金額には上限があり、1,000ウォンの手数料がかかる点も覚えておきましょう。1,000ウォン未満の硬貨は払い戻しできないため、残高を使い切るのが最も効率的です。
一方、交通系ICカードであるT-moneyの残高は、WOWPASSの端末機では払い戻しできません。T-moneyの残高は、駅の窓口やコンビニなどで払い戻しを依頼する必要がありますが、高額になると手続きが煩雑になるため、必要な分だけをこまめにチャージする使い方をおすすめします。
スーツケース配送サービスでらくらく移動


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金浦空港に到着後、大きなスーツケースを持ったまま移動するのは大変です。特に、すぐに観光やショッピングを楽しみたい場合、荷物が行動の妨げになることも少なくありません。
そこで活用したいのが、空港とホテル間で手荷物を当日配送してくれる「スーツケース配送サービス」です。
このサービスを利用すれば、空港のカウンターで荷物を預けるだけで、その日のうちに宿泊先のホテルまで届けてくれます。
逆に、帰国日にはホテルで荷物を預けて、空港のカウンターで受け取ることも可能です。これにより、到着日や出発日を身軽な状態で最大限に有効活用できます。
金浦空港では、国際線ターミナルではなく、連絡通路で繋がっている国内線ターミナルにサービスのカウンターが設けられている場合があります。予約は事前にオンラインで済ませておくのが一般的で、料金は荷物のサイズによって異なります。
特に、小さなお子様連れの家族旅行や、お土産で荷物が多くなりがちな方にとっては、移動の負担を大幅に軽減できる非常に価値のあるサービスです。
Klook.comWOWPASSの金浦空港での作り方とソウルへの移動
- ソウル(明洞)への行き方を紹介
- A’rex・地下鉄は安くてお得
- 明洞へのタクシー料金の目安
- 空港送迎サービスでタクシー予約はできる?
- リムジンバスは運休中なので注意
ソウル(明洞)への行き方を紹介


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WOWPASSを発行し、手荷物の手配も済んだら、いよいよソウルの中心地へ向かいます。金浦空港から人気の観光地である明洞(ミョンドン)までのアクセス方法は、主に4つの選択肢が考えられます。
それは「空港鉄道A’REX」「地下鉄」「タクシー」「空港送迎サービス」です。



これらの支払いにT-moneyの機能が付いたWOWPASSが利用できます!
それぞれの移動手段には、所要時間、料金、快適さといった面で異なる特徴があります。ご自身の旅行スタイルや予算、荷物の量などを考慮して、最適な方法を選ぶことが大切です。
以下の表で、各移動手段の概要を比較しました。
移動手段 | 所要時間(目安) | 料金(目安) | 特徴 |
A’REXと地下鉄 | 約40分 | 1,700ウォン | 最も安価で、交通渋滞の影響を受けない。 乗り換えが必要。 |
タクシー | 約30分~60分 | 30,000~40,000ウォン | 目的地まで直接行けるため快適。 渋滞や深夜料金で変動。 |
空港送迎サービス | 約30分~60分 | 7,000円~ | 事前予約・決済で安心。ドライバーの出迎えがあり、特にグループに便利。 |
ここからは、それぞれの移動方法について、より詳しく解説していきます。
A’rex・地下鉄は安くてお得


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コストを抑え、かつ時間を正確に計算して移動したい方には、空港鉄道A’REXと地下鉄を乗り継ぐ方法が最もおすすめです。このルートの最大のメリットは、何と言っても料金の安さと定時性です。
ソウルの市内は時間帯によって激しい交通渋滞が発生しますが、電車であればその心配がありません。
具体的な移動手順は以下の通りです。
金浦空港駅からソウル駅へ
まず、空港内にある「金浦空港駅」から空港鉄道A’REX(一般列車)に乗車し、「ソウル駅」を目指します。所要時間は約20分です。
ソウル駅で4号線に乗り換え
ソウル駅に到着したら、地下鉄4号線に乗り換えます。案内表示に従って4号線のホームへ移動し、明洞方面行きの電車に乗車してください。
明洞駅に到着
ソウル駅から明洞駅までは2駅で、所要時間は5分もかかりません。金浦空港駅からの乗り換えを含めた総移動時間は、約40分が目安となります。
この方法の注意点としては、ソウル駅での乗り換え時に少し歩く必要があること、そして通勤ラッシュの時間帯には車内が非常に混雑することです。大きなスーツケースを持っている場合は、移動が少し大変に感じるかもしれません。


明洞へのタクシー料金の目安


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快適さを最優先したい方や、荷物が多い場合にはタクシーが便利な選択肢となります。金浦空港の到着ロビーを出るとタクシー乗り場があり、そこから目的地である明洞まで直接向かうことができます。
所要時間は交通状況によって大きく変動しますが、渋滞がなければ約30分ほどで到着します。ただし、夕方のラッシュ時などは1時間以上かかる可能性も考慮しておきましょう。
料金の目安は、一般タクシー(オレンジ色や銀色)を利用した場合で、約30,000ウォンから40,000ウォン程度です。
これに加えて、有料道路を利用した場合は通行料が別途かかります。また、深夜(通常は22時〜翌4時)に利用する場合は、深夜割増料金が適用され、通常よりも20%〜40%ほど高くなる点に注意が必要です。
タクシーを利用するメリットは、乗り換えの手間がなく、ホテルの目の前まで直接行ける快適さです。一方で、デメリットは料金が他の交通手段に比べて高額になることと、渋滞に巻き込まれるリスクがあることです。


空港送迎サービスでタクシー予約はできる?


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タクシーの利便性は魅力的ですが、「現地でタクシーを捕まえられるか不安」「韓国語で目的地を伝えられるか心配」と感じる方もいるでしょう。そのような不安を解消してくれるのが、事前に予約できる空港送迎サービス(貸切チャーター)です。
これは、旅行予約サイトなどを通じて、出発前に車種や目的地を指定して予約・決済を済ませておくサービスです。当日は、ドライバーが到着ロビーで名前の書かれたボードを持って待っていてくれるため、合流もスムーズです。
料金はタクシーより少し高くなる傾向がありますが、以下のメリットがあります。
- 料金が確定しているため、渋滞や深夜割増を心配する必要がない
- 事前に決済が完了しているため、現地での支払いが不要
- ドライバーに行き先を説明する手間が省ける
- 利用人数や荷物の量に合わせてセダンやミニバンなどの車種を選べる



特に、小さなお子様連れの家族やグループでの旅行、初めての韓国で土地勘に不安がある場合には、安心感という点で非常に価値の高い選択肢となります。
リムジンバスは運休中なので注意
以前は、金浦空港から明洞エリアへ直行する便利な空港リムジンバス(6021番)が運行されていましたが、注意が必要です。この路線は、2025年8月現在、運行を休止している状況が続いています。
リムジンバスは、大きな荷物をトランクに預けられ、乗り換えなしで座って移動できるため、多くの旅行者に利用されていました。しかし、現在は利用することができません。
旅行計画を立てる際に、古い情報サイトやガイドブックを参考にしていると、リムジンバスがある前提でスケジュールを組んでしまう可能性があります。
渡韓前には、必ず最新の交通情報を確認することが大切です。運行が再開される可能性もゼロではありませんが、現時点では他の交通手段を検討する必要があります。
WOWPASSの金浦空港での作り方:まとめ
この記事では、金浦空港でのWOWPASSの作り方から、ソウル市内へのアクセス方法までを詳しく解説しました。最後に、重要なポイントを箇条書きでまとめます。
- WOWPASSはプリペイド決済、交通カード、両替が一体化した便利なカード
- 日本円の現金で直接チャージできキャッシュレス決済が可能
- T-money機能で地下鉄やバスに割引運賃で乗車できる
- 金浦空港はソウル中心部へのアクセスが非常に良い空港
- 日本からは羽田、関西、中部の各空港から直行便が運航
- WOWPASSの発行は金浦空港駅の無人端末機で行う
- 発行にはパスポートのスキャンと発行手数料が必要
- プリペイド残高の払い戻しはウォン現金でのみ可能
- T-money残高の払い戻しは端末機ではできない
- 空港から明洞へはA’REXと地下鉄の利用が最安で時間に正確
- A’REXと地下鉄での移動時間は約40分、料金は約1,700ウォン
- タクシーは快適だが料金は30,000ウォン以上で渋滞リスクあり
- 空港送迎サービスを事前予約すれば料金確定で安心
- 明洞行きの空港リムジンバスは現在運休中のため注意が必要
- スーツケース配送サービスを使えば到着日や出発日を身軽に過ごせる